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黒大豆ポリフェノールで「体内の酸化ストレスが低減し、疲労と血管機能も改善」肌の老化や薄毛などの予防も?――フジッコの研究成果

黒大豆ポリフェノール,血流
(画像= Nica Cn / Unsplash、La Caprese)

『黒大豆ポリフェノールの長期摂取による抗疲労および血管機能改善効果を確認』。――大手食品メーカーのフジッコ <2908> は2022年10月22日~23日に開催された『第27回 日本フードファクター学会学術集会』において、そのような研究成果を発表した。

黒大豆といえば、古くから日本で食べられているおせち料理の定番である。フジッコによると、黒大豆の種皮は漢方薬の世界では古くから「黒豆衣(こくずい)」と呼ばれる生薬として様々に利用されてきたという。そこで、フジッコは黒大豆の皮に着目し、黒大豆種皮から抽出・精製した機能性素材「クロノケア(R)」を開発した。

「クロノケア(R)」は、ポリフェノールを58%以上(主成分は低分子プロアントシアニジン)含み、非常に高い抗酸化作用を有する。体内の酸化ストレスを低減することで自律神経機能を調節し、疲労を軽減することが確認されている。また、血管機能の改善効果も認められており、末梢血流を改善し冷えやむくみにも有効であることが示されている。これら「クロノケア(R)」の「疲労感の軽減」「血管のしなやかさの維持」の機能については、2021年に機能性表示食品の届出が受理されている。

今回は、フジッコが実施した「クロノケア(R)」の摂取期間および摂取量が、疲労と血管機能に与える影響を検証したヒト試験を紹介したい。

体内の酸化ストレスが低減し、疲労と血管機能も改善

今回のヒト試験は、平均年齢41歳の被験者69名を対象として「クロノケア(R)」の高用量(300mg/日)を摂取する群、低用量(100mg/日)を摂取する群、プラセボ(「クロノケア(R)」を含まない)を摂取する群の3群に分けて行われた。

上記3群の被験者に各試験食を12週間摂取してもらい、4週間毎に疲労と血管機能を評価した。疲労の評価については、会社の出勤時(9時頃)と退勤時(18時頃)にそれぞれ実施した。加えて、起床時に採尿し、体内の酸化ストレスも測定した。

その結果、「クロノケア(R)」を摂取することで、体内の酸化ストレスが低減し、疲労と血管機能が改善されることが確認できた。特筆されるのは摂取期間が長くなるにつれて改善効果が高く、「クロノケア(R)」の高用量(300mg/日)の摂取でより顕著な効果が示されたことだ。

また、疲労については出勤時(9時頃)および退勤時(18時頃)の両方での改善が認められた(図1)ほか、血管機能については血管年齢および毛細血管の本数の改善が確認できた(図2)。

黒大豆ポリフェノール,血流
図1:「クロノケア®」を12週間摂取した際の疲労感の変化(摂取前からの変化量)
   VASアンケートによる評価 出典:フジッコ
黒大豆ポリフェノール,血流
図2:「クロノケア®」を12週間摂取した際の血管機能の変化(摂取前からの変化量)
    血管年齢:加速度脈波計 TAS9VIEW(株式会社YMC)
    毛細血管:毛細血管スコープ 血管美人(あっと株式会社)による評価 出典:フジッコ

肌の老化や薄毛、むくみ、肩こり、冷え症、眼精疲労などの予防も?

フジッコが実施した今回のヒト試験の結果から、「クロノケア(R)」は摂取期間および摂取量依存的に生体内抗酸化作用を高め、疲労および血管機能を改善することが確認された。

フジッコによると、疲労に関しては会社の出勤時(9時頃)および退勤時(18時頃)の両方で改善効果が見られたことから、「クロノケア(R)」の摂取による労働生産性の向上が期待できるという。また、血管機能については、心血管疾患や脳血管疾患といった突然死の原因となる深刻な疾病の予防に役立つ可能性が期待できるとしている。

さらに、興味深いのは、今回のヒト試験で初めて「クロノケア(R)」による毛細血管の増加作用を確認できたことだ。フジッコによると、毛細血管の増加は、肌の老化や薄毛、むくみ、肩こり、冷え症、眼精疲労など、様々な体の不調や病気の予防につながることが考えられるという。

フジッコは、今後も「クロノケア(R)」を配合した新たな食品の開発や、機能性食品原料として、飲料やサプリメント等の素材販売を進める予定である。フジッコのさらなる研究成果に期待したい。■

(La Caprese 編集部)

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