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特集:美肌を科学する

特集:美肌を科学する

「肌老化」は誰にでも訪れるもの。小じわやシミ、肌のたるみなど歳を重ねるごとにさまざまな「肌の悩み」が生じてきます。しかし、近年はそのメカニズムの解明に加えて、肌老化の進行を遅らせたり、若々しい肌を取り戻すための研究や調査も着実に進んでいます。

本特集では企業やシンクタンク、大学などによる研究成果や調査レポートなどを中心に「美肌」に関するさまざまな情報をお届けします。

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肌を育てる「赤色光」ってなんだ? 太陽光が肌に及ぼす影響に新知見――ポーラ化成工業の研究成果

ポーラ化成工業の研究によると、太陽光には皮下組織に良い影響を与える波長もあれば、悪い影響を与える波長もあることが判明している。例えば紫外線は皮膚に悪影響を及ぼすことが知られているが、一方で赤色光は肌を育てるために有用な波長が含まれることが分かっている。
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匂いなどの低分子から肌を守る「OBP2A」って何だ?――資生堂の研究成果

「肌の健康と美しさを維持するための新たなメカニズムとして、世界で初めて、匂い結合タンパク質OBP2Aがヒトの表皮では恒常性維持に寄与し、表皮バリアの一端を担っていることを発見」――。2024年5月23日、資生堂からそのような研究成果が公表された。
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「べにばな」から抽出したエキスに毛細血管の構造を安定化する効果を発見――資生堂の研究成果

2023年12月18日、資生堂(本社:東京都中央区)は山形県で伝統的に生産されている紅花の品種「もがみべにばな」から抽出したエキスが、血管内皮細胞同士の接着を担うVE-カドヘリンに働きかけ、毛細血管の構造を安定化する効果を見出す研究成果を発表した。
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個々の肌の再生能力を予測するシステムを開発――日本メナード化粧品の研究成果

2023年11月9日、日本メナード化粧品は個々の肌の再生能力を予測するシステムの開発に成功したことを明らかにした。「本研究は肌の健康状態や老化の把握のほか、再生医療や創薬の分野への応用も期待できる」との見解を日本メナード化粧品は示した。
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7割の女性が「シミができた」「シミの数が増えてきた」ことで悩んでいる――TommyとMastBeautyクリニック麻布十番の合同調査

7割の女性が「シミができた」「シミの数が増えてきた」ことで悩んでいるーー。Tommy(本社:東京都港区)とMastBeautyクリニック麻布十番(皮膚科・美容皮膚科)との合同調査「シミに悩む人の意識調査に関するアンケート」で、そのような実態が浮き彫りとなった。
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ニキビの発症予防を期待?ヒト皮脂腺細胞における新規の免疫応答メカニズムを発見――ディーエイチシーの研究成果

2023年11月30日、ディーエイチシー(本社:東京都港区、以下DHC)は、ニキビの発症に関与するヒト皮脂腺細胞の免疫応答について、新規のメカニズムを発見したことを明らかにした。
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ユーグレナエキスEXが、老化させたヒトの真皮線維芽細胞の老化現象を抑制する効果を確認――ユーグレナの研究成果

2023年12月26日、ユーグレナ(本社:東京都港区)は、微細藻類ユーグレナの抽出物であるユーグレナエキスEXが、老化させたヒトの真皮線維芽細胞を抑制することを示す研究結果を確認したと発表した。
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肌あれの新たな原因の解明へ――花王の研究成果

2023年11月29日、花王のスキンケア研究所・マテリアルサイエンス研究所・解析科学研究所・生物科学研究所は、分泌皮脂中の成分である不飽和脂肪酸(※1)が、皮膚のバリア機能に悪影響を及ぼし、乾燥を引き起こす可能性があることを見出す研究成果を発表した。
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真皮線維芽細胞の老化運命を調節する遺伝子EFEMP2を特定――コーセーと東京大学医科学研究所の研究成果

2023年10月17日、コーセーは東京大学医科学研究所 老化再生生物学分野との共同研究で、真皮線維芽細胞が老化方向に行くかどうかの“細胞運命”(推定分化経路)を調節する遺伝子のひとつとして EFEMP2が機能していることを解明したと発表した。
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皮膚三層で重要な役割を果たす「プロテアソーム」ってなんだ?――ポーラ化成工業の研究成果

プロテアソームは、細胞の中の不要なタンパク質を取り込み分解する酵素複合体である。たとえば、不要なタンパク質が分解されずに溜まると、細胞増殖の停滞やタンパク質の産生が遅くなるなど、細胞にさまざまな悪影響を及ぼすことが知られている。
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