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AIに将来どのような存在になってほしい?「自分の一部」「仲間・バディ・相棒」「家族」など――博報堂DYホールディングスの調査報告

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(画像= シルバーバック2 / 写真AC、La Caprese)

2023年12月11日、博報堂DYホールディングス(本社:東京都港区)は「AIと暮らす未来の生活調査」を公表した。

AI(人工知能)は、今後ますます社会に浸透し、人々の暮らしにも影響を与えるようになると考えられる。そこで今回は、全国15歳~69歳の男女2,400人を対象に、❶AIに対する現状の生活者意識や利用状況などに加え、❷将来的な期待や意向などについて調査を実施した。調査結果からは、AIへの将来期待は高く、多様な分野での活用が望まれていることや、AIを便利な道具として向き合うだけでなく、自分の能力の伸長にもつながると考えている生活者の意向も見えてきた。

本調査の要旨は以下の通りである。

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博報堂DYホールディングス「AIと暮らす未来の生活調査」

調査概要

▼調査名称:「AIと暮らす未来の生活調査」
▼調査方法:インターネット調査
▼調査時期:2023年10月
▼調査地域/対象者:全国 15~69歳の男女
▼調査機関:マクロミル
▼有効回答数:2,400人
▼分析/集計機関:エム・アール・エス広告調査 ※集計結果は事前調査結果出現率により算出

❶AIに関する現在の状況

生成AI関連サービスの認知、利用経験

生成AI関連サービスを1か月に1回以上利用している人(利用層)は全体の8.0%となった。また、利用層も含めて、生成AI関連サービスの認知層は全体の28.7%となった。

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(図1) 出典:博報堂DYホールディングス「AIと暮らす未来の生活調査」

各AI関連サービス利用層の性年齢・ライフステージ構成

生成AIサービス利用層(利用層)の平均年齢は38.8歳。性年齢構成をみると、各AI関連サービス利用層において、全体と比べて10~30代の男性の比率が高い。また、画像系AIサービスの利用層は10~30代の男性が全体の約4割を占めた。一方、10代後半の女性は11.1%、20代女性は10.5%と、若年女性の高さも目立つ。ライフステージとしては未婚男性が最も多いことが明らかになった。

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(図2) 出典:博報堂DYホールディングス「AIと暮らす未来の生活調査」
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(図3) 出典:博報堂DYホールディングス「AIと暮らす未来の生活調査」

利用層の生成AI関連サービスの利用用途

利用層に実際の利用用途を聞いたところ、月1回以上の利用で「翻訳作業」が1位(46.3%)となり、次いで「情報収集・処理・まとめ」(43.3%)、「エンターテイメント・暇つぶし」(41.1%)と続いた。このほか、5位には「対話での情報検索」(35.3%)、11位に「アイデア出し/ブレインストーミング」(27.4%)、12位に「話し相手・相談」(26.8%)、など生成AIならではの利用用途も多く並んだ。

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(図4) 出典:博報堂DYホールディングス「AIと暮らす未来の生活調査」

有料でのAI関連サービス利用状況

全てのAI関連サービス利用経験者に対して、利用しているAI関連サービスについて有料で利用したことがあるか聞いたところ、有料で利用経験のある人は21.7%となった。また、有料利用経験者に年間利用額を聞いたところ、「動画の作成」が最も金額が多く平均4万5,614円、次いで「業務の効率化」で平均3万5,937円となった。

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(図5) 出典:博報堂DYホールディングス「AIと暮らす未来の生活調査」

AIの仕事・学業での利用とプライベートでの利用の割合

AI関連サービスを仕事や学業、またはプライベートで利用する場合、どのような割合で利用しているか聞いたところ、プライベートでの利用が100%と答えた人が41.2%、プライベートでの利用が75%を占めると答えた人が17.3%に上る結果となった。プライベートでの利用のほうが多い利用者が58.5%と過半数を占めた。

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(図6) 出典:博報堂DYホールディングス「AIと暮らす未来の生活調査」

❷AIに関する将来の期待

AIへの期待度

AI技術全般への期待について聞いたところ、AIに「期待を感じる」との回答は全体で73.7%。利用層では93.1%と、9割を超える結果となった。

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(図7) 出典:博報堂DYホールディングス「AIと暮らす未来の生活調査」

今後AIを使ってできると面白いと思うこと

今後AIを使って何ができると面白いと思うかを聞いたところ、全体での1位は「AIにわからないことを質問・相談する」(19.7%)となった。このほか、2位の「AIが自分の趣味範囲を広げてくれる」(17.0%)、3位の「AIの助けによって自分が苦手なことにもチャレンジできる」(14.7%)、7位の「AIが自分の得意な領域をさらに伸ばしてくれる」(13.3%)など、AIが自分の興味や能力を広げてくれることに期待する声も上位に並んだ。

利用層では1位・2 位は全体と同じものの「AIで、創作・表現をして楽しむ」(24.7%)、「AIを自分のアシスタントにして仕事をする」(24.3%)、「AIを教師にして勉強する(学ぶ)」(24.0%)など、より具体的な目的にAIを活用しようとする回答が上位に並んだ。

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(図8) 出典:博報堂DYホールディングス「AIと暮らす未来の生活調査」

AIに関する未来シナリオへの受容度

人間とAIが共存していく中で、将来的に起こりうる様々な「未来シナリオ」を提示し、望ましい将来と感じるかを聞いたところ、様々な領域でのシナリオが支持された。全体では「AIの情報とスマートシティ技術を組み合わせ、交通の流れを最適化し、渋滞を軽減する」(77.5%)、「勉強の苦手な部分をAIが過去にさかのぼって診断し、苦手を無くしてくれる」(75.7%)などが上位に並んだ。

一方、利用層もほぼ同様の傾向となったが、全ての項目でAIの未来シナリオの受容度が高い結果となり、「AIのパーソナルドクターが、人間が気づかない肉体的・精神的なケアをサポートしてくれる」(85.5%)が最も支持された。

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(図9) 出典:博報堂DYホールディングス「AIと暮らす未来の生活調査」

AIは現在どのような存在か、将来的にどんな存在になってほしいか

現在のAIは例えるならどのような存在かを聞いたところ、「面倒なことを処理する作業員、事務的な職員、サービスマン」(61.6%)、「自分向けのおすすめや疑問を解決してくれるアドバイザー」(61.1%)との回答が多く、AIを「便利」な存在として捉えている様子がうかがえた。その一方で、3位には「得体の知れない、怖い存在」(56.6%)も入っており、AIとの距離感も垣間見える。

合わせて、将来的にAIがどんな存在になってほしいか期待についても質問した。1位と2位は現在と同じ結果となったが、現在と将来の差分に着目すると、増加の大きさ順に「自分を強めてくれる自分の一部分」(11.3pt増)、「一緒に目標を達成する仲間・バディー・相棒」(9.7pt増)、「安心できる家族」(9.6pt増)となった。AIに対する、気持ちの面でもより自分に近い存在としての期待感がうかがえる。

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(図10) 出典:博報堂DYホールディングス「AIと暮らす未来の生活調査」

AIを使いこなせたら伸ばしたい能力

もしAIを使いこなせるとしたら、どんな能力を伸ばせると思うかを聞いたところ、全体の上位には「言語能力/語学力」(37.1%)、「学習能力」(28.6%)、「プログラミング能力」(26.5%)が並んだ。

一方、利用層は全体と比較して全ての項目で高い結果となった。上位3項目は全体と同じ順だが、4位には「アイデア発想・創出力」(36.7%)が入り、利用層はAIの創造性に対する期待が高いことがうかがえる。■

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(図11) 出典:博報堂DYホールディングス「AIと暮らす未来の生活調査」
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