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エッセイ:なぜ、エルニーニョ現象が起こると「肌トラブル」が増加するのか?

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(画像= とりすたー / 写真AC、La Caprese)

2023年12月11日、気象庁が発表した「エルニーニョ監視速報」によると、この冬はエルニーニョ現象が続く可能性が高く、暖冬傾向になる見込みだという。とはいえ、暖冬といっても常に気温が高いとは限らない。日中は暖かくても朝晩は冷え込んだりと、寒暖差も大きくなりがちである。注意を要するのは、気温のアップダウンが原因で引き起こされる「寒暖差疲労」だ。

たとえば、クラシエ(本社:東京都港区)が12月13日に公表した調査報告「寒暖差疲労に関する調査」では、主な症状として、肩こりや頭痛、めまい、倦怠感、便秘、下痢、不眠などが報告されている。寒暖差疲労は前日との気温差や、1日の最高気温と最低気温の差が7度以上あるときに、その気温差に対応しようと体の機能を調節する自律神経が過剰に働くことで起こりやすくなるとされている。

「寒暖差疲労に関する調査」は全国の20代~60代の男女500名を対象に行われたもので、約6割の人が寒暖差疲労を経験していることが明らかになった。前述の通り、具体的な症状は「倦怠感、だるさ」が33.6%ともっとも多く、次いで「頭痛」(23.0%)、「冷え」(21.6%)といった回答が寄せられた。

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(図1) 出典:クラシエ「寒暖差疲労に関する調査」
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(図2) 出典:クラシエ「寒暖差疲労に関する調査」※複数回答

もう一つ、寒暖差の影響で気を付けたいのが「肌トラブル」である。同調査報告では「寒暖差による自律神経の乱れは、肌荒れや乾燥、敏感症状などの肌トラブルにもつながりかねません。特に冬場は、寒さから汗や皮脂が大幅に減少し、血行も悪くなりやすいため、肌にとって過酷な季節です」と注意を促している。

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今年の冬は例年以上に肌の悩みが気になる?

一方、12月6日にドール(本社:東京都中央区)が公表した「今年の乾燥肌と果物による肌のインナーケア」によると、調査対象の20代から50代の男女600名のうち7割近くが、今年は昨年より肌の悩みが気になると回答している。

詳細は下記の円グラフが示す通りで、今年は昨年に比べ肌の悩みが気になることがあるか聞いたところ、「とても気になる」(16.0%)、「気になる(24.7%)、「少し気になる」(27.8%)が合計68.5%と7割近くに達した。性別では、女性が計72.8%、男性は計62.4%で、女性のほうが男性よりも肌の悩みを感じているほか、年代別では20代、30代を中心に肌の悩みが気になる傾向が認められた。

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(図3) 出典:ドール「今年の乾燥肌と果物による肌のインナーケア」

具体的な肌悩みの第1位は「乾燥やごわつき」の59.4%で、次いで「シミやくすみ」の42.8%、「にきびや肌荒れ」の35.8%となった。すべての年代で「乾燥やごわつき」がもっとも多かったほか、年齢が高くなるほど「シミやくすみ」に悩む人が多く、若い世代ほど「にきびや肌荒れ」に悩んでいる人が多い傾向が示された。

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(図4) 出典:ドール「今年の乾燥肌と果物による肌のインナーケア」※複数回答

乾燥肌対策に最適な食べ物は?

クラシエの「寒暖差疲労に関する調査」では、寒暖差疲労対策の一つとして生活習慣の改善を指摘している。同調査報告では「生活習慣を整え、規則正しい生活リズムを作ることは、自律神経のバランスを整えるために重要なポイントです。睡眠時間は7時間程度を目安とし、寝る1時間前くらいからスマホなどのデジタル機器を見るのは避けるなど、良質な睡眠を心掛けましょう。また、適度な運動も寒暖差疲労の改善につながります。筋肉疲労が残るような激しい運動ではなく、ウォーキングやストレッチなど、無理なくできるものを習慣化して、疲れにくい体を目指しましょう」とアドバイスしている。

一方、ドールの「今年の乾燥肌と果物による肌のインナーケア」では、食品などで体の内側から肌を整えるインナーケアの大切さを指摘している。乾燥肌対策としてスキンケアが必須なのは当然であるが、インナーケアもおろそかにはできない。なんといっても、肌は食べ物でできているのである。たとえば、ドールでは肌のインナーケアに最適な食べ物の一つとしてパイナップルを紹介している。同報告書を監修した愛国学園短期大学の准教授で栄養士の古谷彰子さんは「パイナップルには一般的にビタミン類やカリウム、不溶性食物繊維が豊富で、美容にも良いとされる栄養素が多く含まれる果物です。このパイナップルに含まれる『パイナップル由来グルコシルセラミド』は、一日1.2mgを12週間摂取することで 肌の水分蒸散量が有意に低下することが報告されています」と指摘している。

冒頭で述べた通り、この冬はエルニーニョ現象が続く可能性が高く、気温のアップダウンも大きくなりがちである。生活習慣の改善とインナーケアを心がけながら体調管理に努めたい。■

(La Caprese 編集長 Yukio)

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