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新型コロナ禍で「足のトラブル」に悩む女性が急増――靴ブランド fitfit の『コロナ禍と女性の足の不調に関する調査報告書』

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(画像= Canva、La Caprese)

新型コロナウイルス禍で足が弱ったと感じる女性が増えている――靴・皮革製品の企画立案から製造販売を行なっているfitfit(本社:東京都世田谷区)の調査報告書で、そんな実態が浮き彫りとなった。

「パリの石畳を革靴で胸を張ってさっそうと歩く。そんな靴を作りたい」そんな創業者の強い想いから、2011年に靴ブランドのfitfitは誕生した。以来、fitfitは外反母趾や自分の足に合う靴が見つからないなどの悩みをもつ女性の気持ちに寄り添い、「足にやさしく見た目に美しい靴」などの企画立案から製造販売を行なっている。

2022年10月3日にfitfitが発表した『コロナ禍と女性の足の不調に関する調査報告書』は、シューフィッティングの際に、新型コロナウイルス禍による自宅勤務や外出自粛などを機に、これまで履いていたパンプスなどが履きにくくなったなどの声が多く聴かれるようになったことから、その実態を把握するために実施したもの。新型コロナウイルス禍における「足の不調」について、30代〜60代以上の女性662名を対象に行った。

新型コロナウイルス禍の「女性の足の不調」とは、どのようなものなのか。詳しくみてみよう。

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新型コロナ禍で56.9%が「足が弱った」と感じている

まず、「コロナ禍により、以前に比べて外出する機会や運動する機会が減ったと思いますか?」の設問に対して、「かなり減ったと思う」が25.2%、「減ったと思う」が42.6%で合計67.8%が減ったと回答している。一方で「変わらないと思う」は28.0%、「増えたと思う」と回答した人は2.3%にとどまっている。

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(グラフ1)

また、「コロナ禍を機に足が弱ったと感じることがありましたか?」の設問に対しては、「かなり弱ったと思う」が11.6%、「弱ったと思う」が45.3%で合計56.9%が「足が弱った」と感じている実態が浮き彫りとなった。一方で「変わらないと思う」と回答した人は31.0%、「弱っていないと思う」は4.3%、「まったく弱っていないと思う」は5.9%であった。

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(グラフ2)

「歩くと疲れることが多くなった」が62.1%

新型コロナウイルス禍で足が「かなり弱ったと思う」「弱ったと思う」と回答した人に、「ご自身の足が弱ってきたなと感じることは?」(複数回答)と質問したところ、「歩くと疲れることが多くなった」がもっとも多く62.1%に達した。次いで「足がむくみやすくなった」が33.3%、「足の疲れが翌日まで残るようになった」が31.7%、「何もない場所やちょっとした段差でつまずくようになった」30.4%、「足がつりやすくなった」28.3%、「歩くときに足を上げずに、すり足になるようになった」22.1%と続いている。

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(グラフ3)

自分の足がなんとなく変わった!と感じたタイミングは?

ちなみに、「これまでに自分の足がなんとなく変わった!と感じたタイミングは?」(複数回答)の設問に対しては、「変わったと感じたことは無い」との回答が36.5%となる一方で、「更年期を迎えた時」が11.1%、「定期的にやっていたスポーツ・運動をやめた時」が10.3%、「ダイエットした後」10.1%、「定期的にスポーツ・運動をはじめた時」9.6%、「出産後」9.3%などの回答が寄せられていた。

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(グラフ4)

一日も早く「コロナ前」の健康を取り戻すために

また、「年齢とともに履く靴(選ぶ靴)のタイプがどのように変わってきましたか?」(複数回答)の設問に対しては、「スニーカーを履くようになった」がもっとも多く51.4%に達した。次いで「ヒールのある靴をほとんど履かなくなった」が44.7%、「パンプスを履かなくなった」40.7%、「フラットシューズを履くようになった」32.0%、「ヒールの高さが低い靴を履くようになった」24.8%と続く結果となった。

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(グラフ5)

『コロナ禍と女性の足の不調に関する調査報告書』では、足のクリニック 表参道の桑原靖院長のアドバイスも紹介している。桑原院長は「加齢や生活習慣の変化による筋肉の衰えや靭帯の緩みなどが原因となり、足の骨格がゆがみ、足裏のアーチ構造が崩れる状態が生じやすくなります。足の不調を感じ、なかなか改善しない方は、まず、靴を見直してみることをおすすめします」と助言している。

日本政府は10月11日から海外からの入国者数上限を撤廃し、外国人の個人旅行とビザなし渡航を解禁したほか、国内旅行が割引になる全国旅行支援もスタートするなど「コロナ前」の社会活動を取り戻しつつある。今回の調査報告では「新型コロナウイルス禍で足が弱ったと感じる女性が増えている」実態が浮き彫りとなったが、一日も早くすべての人が「コロナ前」のコンディションを取り戻すことを願わずにはいられない。■

(La Caprese 編集部)

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