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エッセイ:美白王子に学ぶ「紫外線対策」

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(画像= schun / 写真AC、La Caprese)

慶応義塾高校(神奈川)の107年ぶり優勝で幕を閉じた夏の甲子園(第105回全国高校野球選手権大会)。慶応義塾高校といえば、なんといってもSNS上などで「美白王子」「慶応のプリンス」と呼ばれ話題となった丸田湊斗選手である。野球選手は、球場で紫外線や砂ぼこりなどを大量に浴びていて、肌へのダメージは尋常ではないように思うのだが、驚くべき「美白」である。筆者もテレビで丸田選手を初めて見たときは衝撃で言葉が出なかった。

スポーツ紙で、丸田選手が「ニベアの日焼け止めを愛用している」と報じられたこともあり、SNS上ではニベアの日焼け止めが話題になる一幕もあった。報道では「日焼けはやけどなので、そこに疲労回復が使われるから、日焼け止めはしっかり塗るようにしている」との丸田選手のコメントが紹介されていた。

実は、筆者もニベアの日焼け止めを愛用して6年になる。残念ながら美白ではないのだが、丸田選手のコメントには共感を覚えた。たとえば、日焼け止めを使用していなかった頃は、真夏の強い日差しを浴びるだけで疲労が蓄積されるような感覚があった。しかし、日焼け止めを塗るようになってからは、そうした疲労が軽減したように感じられる。あくまで個人的な感想であるが、アスリートに限らず日焼け止めは積極的に使ったほうが良いように思う。

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紫外線の肌への影響、ご存じですか?

もう一つ、日焼け止めの話題で驚いたのは、20代の男性の使用率が意外と低いことだ。化粧品や健康食品の企画から開発・製造・販売を手がけるアースケア(本社:大阪府豊中市)が20代の男性100名を対象に実施したアンケート調査によると、「普段日焼け止めを使用していますか?」との質問に対して58.7%が「使用しない」と回答、一方で「毎日使用」しているとの回答は10.6%にとどまり、日常的な日焼け止めの使用率が低いことが明らかになった(図1)。調査は2023年7月1日に行われ、7月10日に公表された。

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(図1) 出典:アースケア

一方、オーガニックコスメブランドを展開しているフォーチュン(本社:東京都渋谷区)が1,001人の皮膚科医を対象に実施した「夏の日焼け止め」に関する調査(ゼネラルリサーチ調査)によると、「紫外線は肌にどのような影響を与えますか?(複数回答可)」との質問に対して、『シミができる(58.8%)』『しわができる(44.8%)』『肌がたるむ(36.3%)』といった回答が寄せられた(図2)。

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(図2) 出典:フォーチュン

フォーチュンの調査は、2023年8月3日~8月4日に行われ、8月22日に公表された。調査に協力した皮膚科医からは、紫外線の肌への具体的な影響について「肌表面だけでなく、真皮まで傷付ける可能性もある」(30代/女性/東京都)、「メラニンを活性化させ皮膚がんのリスクが高まる」(40代/男性/福岡県)、「肌の老化が進行する」(50代/女性/神奈川県)、「全ての皮膚トラブルに繋がる」(50代/女性/静岡県)などの意見が寄せられた。

気象庁が8月22日に発表した長期予報によると、9月から11月にかけての3カ月も暖かい空気に覆われやすく、広い範囲で気温が平年を上回る傾向が継続するという。特に9月は、東日本や西日本を中心に猛烈な暑さとなる日もあり、厳しい残暑が続く見込みである。「美白王子」こと丸田湊斗選手を見倣って、万全の紫外線対策で残暑を乗り切りたい。■

(La Caprese 編集長 Yukio)

特集:猛暑をぶっ飛ばせ!
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