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ロート製薬、株価は上場来高値。今期も純利益で過去最高を予想、「メラノCC」「肌ラボ」「ロートV5」の販売好調

ロート製薬,株価,上昇,理由 資産形成
(画像= La Caprese)

2023年8月24日、東京証券取引所でロート製薬の株価が一時3,825円まで買われ、株式分割を考慮したベースでの上場来高値を更新した。今年1月17日の安値2,115円から7カ月余りで80.9%の上昇である。

ロート製薬は、医薬品や化粧品、機能性食品等の製造・販売を手がける企業である。2023年3月現在、OTC医薬品(一般用医薬品)およびスキンケア事業の2つを収益の柱として展開しているほか、第3の柱として機能性食品事業の成長戦略にも取り組んでいる。また、その他医療用眼科、再生医療、開発製造受託 (CDMO)も事業拡大領域として注力対象としている。

後段で述べる通り、ロート製薬が8月9日に発表した①2024年3月期・第1四半期(2023年4月1日~2023年6月30日)の連結業績が大幅な増収増益となったことに加え、②2024年3月期・通期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想についても上方修正し、純利益で過去最高を更新する見通しが示された……ことが刺激材料となっている。

今回はロート製薬の話題をお届けしよう。

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ロート製薬、営業利益は36.1%増

8月9日、ロート製薬は2024年3月期・第1四半期(2023年4月1日~2023年6月30日)の連結業績を発表した。同期の売上高は前年同期比17.1%増の611億7,100万円、本業の利益を示す営業利益は同36.1%増の112億9,200万円、経常利益は同26.9%増の122億4,200万円、純利益は同30.0%増の90億9,000万円と大幅な増収増益となった。

同期は、国内で消費者ニーズに合った商品提案やインバウンド需要に回復の兆しが見られたことにより大幅な増収となった。また、海外においても、原材料価格の高騰があったものの消費者ニーズに合った商品提案や為替の円安進行の影響により増収となった。一方、利益面では、大幅な増収に加え、原価率の改善や販売費および一般管理費の効率的活用に努めた結果、営業利益・経常利益・純利益の全ての利益段階で大幅な増益となった。

主要セグメントの概況は以下の通りである。

日本:「メラノCC」や「肌ラボ」「ロートV5」が好調

外部顧客への売上高は前年同期比17.3%増の368億9,900万円と大幅な増収となった。

同期は、「メラノCC」や「肌ラボ」「ロートV5」が引き続き好調に推移した。マスク着用習慣により落ち込んでいたリップクリームも回復し新型コロナ禍前を上回った。国内グループ会社においても「ボラギノール®」を主力商品とする天藤製薬も増収に寄与した。

なお、セグメント利益(営業利益ベース)は、大幅な増収と原価率の改善により、同41.1%増の73億2,300万円と大幅な増益となった。

アメリカ:ハイドロックス・ラボラトリーズ社が増収に貢献

外部顧客への売上高は前年同期比12.1%増の42億3,400万円と大幅な増収となった。

同期は、医療用消毒薬等を製造・販売するハイドロックス・ラボラトリーズ社が引き続き好調に推移し、増収に大きく貢献した。

なお、セグメント利益(営業利益ベース)は、大幅な増収と原価率の改善に加えて、販売費および一般管理費の効率的活用により、同135.7%増の3億1,900万円と大幅な増益となった。

ヨーロッパ:主力の消炎鎮痛剤の好調が続く

外部顧客への売上高は前年同期比12.6%増の34億7,000万円と大幅な増収となった。

同期は、主力の消炎鎮痛剤が引き続き好調に推移した。「Hadalabo Tokyo」も英国、東欧および中東主要国で好調に推移した。また、2021年5月にCEマークを取得し発売したドライアイ点眼剤である「ロート ドライエイド」により、目薬市場の開拓も引き続き推進した。

なお、セグメント利益(営業利益ベース)は、増収効果と販売費および一般管理費の効率的活用により、同66.8%増の5億2,800万円と大幅な増益となった。

アジア:香港やマレーシアが高成長を持続。中国も回復傾向

外部顧客への売上高は前年同期比18.6%増の158億9,000万円と大幅な増収となった。

同期は、香港やマレーシアが高成長を持続したほか、中国も新型コロナ禍から回復傾向となり売上を牽引した。商品別では日やけ止めや、リップクリーム、フケ抑制シャンプー「セルサン」、目薬、「50の恵」や「肌ラボ」が増収に寄与した。

なお、セグメント利益(営業利益ベース)は、同5.0%増の28億5,700万円と増益となった。

今期も純利益で過去最高を予想

8月9日、ロート製薬は2024年3月期・通期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想について、売上高で前期比10.2%増の2,630億円、本業の利益を示す営業利益で同9.0%増の370億円、経常利益で同6.8%増の380億円、純利益で同4.3%増の275億円となる見通しを示した。これは従来予想(5月12日公表)に比べて売上高でプラス1.5%、営業利益でプラス5.7%、経常利益でプラス5.6%、純利益でプラス3.8%の上方修正である。見立て通りとなれば、純利益で過去最高を更新することとなる。

ロート製薬は、第1四半期の日本セグメントが好調に推移し、第2四半期以降も引き続き堅調に推移すると予想している。なお、為替レートについては1ドル130円としている。

引き続き、ロート製薬の業績や株価を注視しておきたい。■

(La Caprese 編集部)

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