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ユーザーローカル、生成AIブームでホットマネー流入。株価は年初来高値、6期連続の最高益へ

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※画像はイメージです。(画像= TY_Photo / 写真AC、La Caprese)

2023年6月14日、東京証券取引所でユーザーローカルの株価が一時3,375円まで買われ、年初来高値を更新した。今年1月6日の安値1,169円から5カ月ほどで3倍近くに上昇した計算である。

ユーザーローカルは、ビッグデータの各種解析ツールやAI(人工知能)を活用した業務支援ツールを開発・提供する企業である。2022年11月に米国で人工知能の研究・開発を手がけるOpenAIが公開したチャットGPTを皮切りに生成AIブームに火がついたことから、株式市場では関連銘柄を物色する動きが広がっている。ユーザーローカルも生成AI関連銘柄の一角としてホットマネー(投資資金)を呼び込み、株価は前述の通り約5カ月で3倍近くに上昇した。

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ユーザーローカル、大手企業3,000社以上にプロダクトを提供

ユーザーローカルは、「ビッグデータ×人工知能で世界を進化させる」を経営理念に掲げ、①ビッグデータ分析システムの研究開発、②Webマーケティング支援ツール「User Insight」の提供、③ソーシャルメディア解析ツール「Social Insight」の提供、④メディア解析ツール「Media Insight」の提供、⑤人工知能チャットボットの運営……の5つの事業を収益の柱としている。これらユーザーローカルのテクノロジーを駆使したプロダクトは、国内大手企業を含む3,000社以上で導入されている。

たとえば、ユーザーローカルが提供する代表的なプロダクトの一つに、AIを活用した自動応答システム「サポートチャットボット」がある。最近では6月13日に大手旅行会社のJTBが全国旅行支援ページで、この「サポートチャットボット」を導入したほか、5月17日には一般財団法人広島県ひとり親家庭等福祉連合会が広島県の委託を受けて運営する「広島県ひとり親家庭サポートセンター」で同プロダクトを導入、5月11日には京王電鉄、4月26日にはキリンホールディングスも同プロダクトをそれぞれ導入したことが公表されている。

また、5月10日にはチャットGPTなど最新の生成AIを企業が安全に活用するための対話型AI「ユーザーローカルChatAI (powered by GPT-4)」を発表している。

業績好調、6期連続の最高益へ

業績をみてみよう。ユーザーローカルが5月10日に発表した2023年6月期・第3四半期累計(2022年7月1日~2023年3月31日)決算は、売上高が前年同期比23.4%増の24億900万円、本業の利益を示す営業利益は同27.0%増の10億3,300万円、経常利益は同25.6%増の10億1,900万円、純利益は同13.4%増の6億3,500万円と大幅な増収増益となった。

ユーザーローカルは、同期の経済環境について、緊迫するウクライナ情勢や、物価の高騰の影響を受け、国内外において依然として先行きは不透明な状況にあるとの認識を示した。その一方で、世界的にAIが社会に与える影響への関心の高まりや、業務効率化等のためのDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が引き続き社会的に強く意識されていると分析している。これに伴って、ユーザーローカルが提供するビッグデータやAIを活用したプロダクトへのニーズも高まっているとの認識のもと、各製品の品質向上および販売促進に注力してきた。

また、研究開発活動については、ビッグデータ分析やAIの技術を用いてあらゆる課題を解決するため、主に①自社AIアルゴリズム拡充、②既存サービスへのAIアルゴリズム実装、③AIサービスの新規開発……に重点的に取り組んできた。特にAIサービスの新規開発では、チャットGPTなど対話型AI・生成AIとのサービス連携や、新型コロナウイルスの感染拡大により顕在化した課題の解決に向けた商品開発を積極的に推進した。同時に、安定的な基幹システムの構築やAIエンジニア、データサイエンティストの育成にも引き続き注力し、サービス品質のさらなる向上を図ってきた。さらに、営業活動においては、営業管理体制やカスタマーサクセス体制の強化を行うことにより、事業拡大に向けた新規取引先の開拓等の販売促進活動に努めた。その結果、上記の通り、大幅な増収増益となった。

なお、ユーザーローカルは、2023年6月期(通期=2022年7月1日~2023年6月30日)の業績予想について、売上高で前期比20.6%増の32億3,600万円、本業の利益を示す営業利益で同15.0%増の11億7,800万円、経常利益で同15.7%増の11億7,800万円、純利益で同12.6%増の8億1,300万円と従来見通し(2022年8月9日公表)を据え置いた。

ちなみに、予想通りとなれば、ユーザーローカルは株式公開後の2017年6月期から6期連続で売上高・営業利益・経常利益・純利益で過去最高を更新することとなる。

引き続き、ユーザーローカルの業績や株価を注視しておきたい。■

(La Caprese 編集部)

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