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ハークスレイ、年間配当予想を増額修正。株価は昨年来高値、持ち帰り弁当事業が黒字転換

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(画像= maroke / 写真AC、La Caprese)

2024年1月18日、東京証券取引所でハークスレイの株価が一時1,015円まで買われ、昨年来高値を更新した。2023年6月1日の安値605円から7カ月半で67.8%の上昇である。

ハークスレイは、持ち帰り弁当事業や店舗アセット&ソリューション事業、物流食品加工事業等を展開する企業である。社名のハークスレイは、「HONESTY(まじめに)」「HOT(あたたかいお弁当を)」「HEART(心をこめて)」を「OUR(私たち)」の基本とし、「無限の可能性=X」を求めて、「LEY(牧草地)」のように自然と動物の共生に学び、効率的かつ調和のとれた豊かな生活の実現を目指す、という考えのもとに考案された造語である。この意味に加え、語感としての「ハート」と「サンクス」、礼節の「レイ」が込められている。

後段で述べる通り、ハークスレイは今週1月16日に2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の年間配当を従来予想(2023年5月15日公表)の18円から24円に増額修正すると発表したことが株価にも刺激材料となった。

今回はハークスレイの話題をお届けしよう。

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ハークスレイ、年間配当予想を増額修正

2024年1月16日、ハークスレイは2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の年間配当を従来予想(2023年5月15日公表)の18円から24円に増額修正すると発表した。

ハークスレイは増額修正の理由について、2023年12月12日に今期の連結業績予想の上方修正を公表(詳細は後述)しており、それに伴って増額修正したとしている。ちなみに、ハークスレイは株主への利益還元を経営上の重要課題の一つと認識しており、将来の事業拡大のための内部留保金の確保とあわせて総合的に勘案のうえ、連結配当性向として20%程度の利益配分を基本方針としている。

この増額修正の発表を受けて、ハークスレイの株価は1月18日に一時1,015円まで買われ、昨年来高値を更新した。2023年6月1日の安値605円から7カ月半で67.8%の上昇である。

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2024年3月期・第2四半期は大幅な増収増益を達成

業績を見てみよう。2023年11月14日にハークスレイが公表した2024年3月期・第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績は、売上高が前年同期比33.0%増の212億8,400万円、本業の利益を示す営業利益は同23.3%増の8億9,100万円、経常利益は同22.5%増の10億6,100万円、純利益は同37.9%増の8億4,100万円と大幅な増収増益となった。

セグメント別の概況は以下の通りである。

持ち帰り弁当事業

持ち帰り弁当事業の売上高は前年同期比2.1%増の82億7,700万円、営業利益は1億300万円(前年同期は600万円の営業損失)となった。

同期は、エネルギー価格や原材料価格の高騰が継続する一方で、大型イベントやコンサート、スポーツ観戦等での大型案件受注が復活の兆しを見せた。こうした中、ほっかほっか亭では、えび、いか、あじ、かに風味かまぼこなど天ぷら8品を揃えた「海鮮おろし天丼」、真夏のご馳走と題した「ビフテキシリーズ」、茹でたまごの天ぷらが特長の「月見天丼」など期間限定メニューを発売した。また、8月には「のりスタミナ弁当」「のりスタミナスペシャル」を対象商品とし、テレビアニメ「呪術廻戦」2期とコラボレーションした、「ハラペコを祓え!キャンペーン」を実施し、Z世代を中心に好評を得た。

一方、デジタル販促では引き続きSNSにおいて、フォロワー獲得施策を積極的に実施した。その結果、公式X(旧Twitter)のフォロワーは82万人を突破した。また、7月には公式アプリ「ほっかアプリ」をより使いやすくリニューアルした。今後もモバイルオーダー注文を増加させる施策をアプリ上でも積極的に導入し、店舗の利便性向上につなげる方針である。

また、仕出料理事業ではケータリング事業の売上が大幅に増加した。アフターコロナで復活が見られた企業懇親会、学会、貸会議室での懇親会などのパーティーが非常に好調で売上に寄与した。加えて、国立競技場でのサッカーの国際試合、その他スポーツイベントなどの大型受注やECサイトからの問合せに対し、きめ細やかに対応したことも受注に繋がった。その結果、ケータリング事業については、ほぼコロナ以前の水準まで回復した。一方、セレモニー事業は通夜告別式、法事などの受注件数1件当たりの単価が増加傾向を示し、徐々にではあるが確実に回復した。

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店舗アセット&ソリューション事業

店舗アセット&ソリューション事業の売上高は前年同期比8.1%減の60億7,500万円、営業利益は同41.9%減の5億6,400万円となった。

店舗アセット&ソリューション事業では、店舗内装造作をリユースするサステナブルな店舗物件を用いて「明日の街、もっと楽しく」する店舗流通ネットグループを中心に、飲食店等の事業者向けソリューション、洋菓子店向けIT経営ソリューション、商業用不動産のバリューアップ企画・開発・運営・管理・リーシングおよび投資機会の提供、並びにパーティー・イベント向け機器レンタルや不動産賃貸を行っている。同期においては、エネルギー価格・原材料価格・店舗運営人件費が高騰する一方で、新型コロナウイルス禍の行動制限緩和による経済活動の正常化が進み、サービス消費・一般的なイベント開催は総じて回復基調となった。

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物流食品加工事業

物流食品加工事業の売上高は前年同期比236.7%増の81億1,900万円、営業利益は2億6,900万円(前年同四半期比2億4,700万円増)となった。

同期は、物流業務の拡大、カミッサリーのフル稼働、新規事業への挑戦を目標に掲げ取り組んだ。物流事業では、受発注・在庫管理等のセンター運用、基地間の冷凍・チルド配送、入出庫保管等、様々な業務を請け負って効率化・最適化を実現し、信頼と実績を積み重ねた。カミッサリー事業では、営業部門との連携強化を推進し、スーパーやコンビニエンスストア、大手外食ラーメンチェーンのOEM製品の製造、全国各地のご当地食材・特産品や名産品を使った鶏肉製品の開発と定番化への取り組みにより、高い稼働率を維持した。また、新規事業として、ハークスレイのオリジナル製品の開発に着手した。さらに、新たな冷凍小口配送業務の獲得や、取引先の要望に応じた畜肉・海産物等の調達、供給にも注力し、収益構造の安定化に寄与した。

一方、菓子製造業では、スーパーやドラッグストアを中心に売上は好調を維持した。また、外国人観光客のさらなる増加がインバウンド商品の売上増加に反映され、売上増加の好要因となった。さらに円安の影響を受けた(割高な)原材料から安価な原材料への切り替えも順調に進んだ。すでに一部商品の値上げ対応も完了したことから、徐々に収益面でも改善されてきている。加えて、生産ラインの拡充、それに伴う人員の補充を実施するなど生産・出荷体制の強化も推進した。

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今期の連結業績予想で純利益を45.6%上方修正

2023年12月12日、ハークスレイは2024年3月期・通期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想について、売上高で473億3,500万円、本業の利益を示す営業利益で22億5,900万円、経常利益で25億6,100万円、純利益で20億3,800万円となる見通しを示した。これは従来予想(2023年5月15日公表)に比べて売上高でプラス6.4%、営業利益でプラス36.9%、経常利益でプラス46.3%、純利益でプラス45.6%の上方修正である。ハークスレイは上方修正の理由について、全セグメントで業績が順調に進捗していることを挙げている。

新型コロナウイルス禍の行動制限緩和で個人消費が緩やかに回復する一方で、長期化するウクライナ情勢を背景とした原材料・エネルギー価格の高騰や、世界的な金融引締めの影響、中国経済の先行き懸念など不透明感は依然として消えていない。このような経営環境の中、ハークスレイは不透明な未来を見据え、それぞれの事業の自立化を推進し、多様性、環境適応性および成長性を兼ね備えた「自己変革型企業群」を目指し、増収増益を達成したのである。今後も、引き続き、ハークスレイの業績や株価を注視しておきたい。■

(La Caprese 編集部)

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