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串カツ田中ホールディングス、今期は最終利益で48.1%増を予想。株価は昨年来高値、全国1,000店舗体制を目指す

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(画像= La Caprese)

2024年1月17日、東京証券取引所で串カツ田中ホールディングスの株価が一時1,975円まで買われ、昨年来高値を更新した。2023年2月27日の安値1,479円から11カ月足らずで33.5%の上昇である。

串カツ田中ホールディングスは、串カツを主力とする飲食店をチェーン展開する企業等を傘下に置く持株会社である。その源流は、1998年に個人事業として創業した飲食業「KGバー」にまでさかのぼる。2008年12月には大阪の伝統的なB級グルメである串カツを提供する「串カツ田中」1号店を東京都世田谷区にオープン、2012年には本格的なFC(フランチャイズ)展開を開始した。現在は「全国1,000店舗体制を構築し、串カツ田中の串カツを日本を代表する食文化とする」という長期的な目標を掲げ、事業を推進している。

後段で述べる通り、1月15日に串カツ田中ホールディングスが公表した2023年11月期・通期(2022年12月1日~2023年11月30日)の連結業績は最終減益となったものの、2024年11月期・通期(2023年12月1日~2024年11月30日)の連結業績予想で大幅な増益となる見通しが示されたことが、株価にも刺激材料となっている。

今回は串カツ田中ホールディングスの話題をお届けしよう。

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串カツ田中ホールディングス、2023年11月期は最終減益

1月15日、串カツ田中ホールディングスは2023年11月期・通期(2022年12月1日~2023年11月30日)の連結業績を発表した。同期の売上高は前年同期比28.9%増の140億7,200万円、本業の利益を示す営業利益は7億6,300万円(前年同期は1億6,900万円の営業赤字)、経常利益は同40.4%減の8億3,300万円、最終利益は同51.8%減の3億5,700万円となった。

同期は、新型コロナウイルス禍の行動制限緩和による消費回復の動きが見られる一方で、資源価格の高騰や為替の円安進行、人手不足によるコスト増加など、依然として不透明な状況が継続した。外食産業も全体的には需要回復傾向を示したものの、一方で原燃料費等の高騰や人手不足によるコスト増加で厳しい経営環境が続いた。

このような状況下、串カツ田中ホールディングスでは、飲食事業において「全国1,000店舗体制を構築し、串カツ田中の串カツを日本を代表する食文化とする」という長期的な目標に向けた事業を推進した。その一環として、人事制度「KTリーグ」を本格始動した。「KTリーグ」は、おもてなしのプロとして、世界一働きがいのある店舗・世界一笑顔があふれる店舗を目指し、飲食店の新たな価値を創造するための人事制度である。加えて、顧客体験価値の向上を図るべく、「ふらっと、乾杯しよう!」キャンペーンを展開した。また、資源価格や原材料の高騰および人手不足によるコスト増加に対応するため、食材ロスや業務効率を目的としたAI(人工知能)を用いた自動発注サービス「HANZO」や人手不足解消・省人化を目的とした店舗運営支援アプリ「V-Manage」の適正な運用に向けた改善を行なった。

一方、新規事業としてAntway が展開する手作りのお惣菜をサブスクリプション形式で提供する冷蔵宅配サービス「つくりおき.jp」と業務提携することとなった。事業開始にあたり、工場を新設し、お惣菜の製造および消費者への配送を展開する。また、工場運営を通じて、将来的なセントラルキッチンの導入を目指したノウハウを獲得し、現在直面している原材料費、光熱費等の高騰や人手不足によるコスト増加に対応することも可能となる見込みである。

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串カツ田中の串カツを日本を代表する食文化とするために

1月15日、串カツ田中ホールディングスは2024年11月期・通期(2023年12月1日~2024年11月30日)の連結業績予想について、売上高で前期比17.2%増の165億円、本業の利益を示す営業利益で同13.9%増の8億7,000万円、経常利益で同14.0%増の9億5,000万円、最終利益で同48.1%増の5億3,000万円と増収増益となる見通しを示した。

串カツ田中ホールディングスは今期について、新型コロナウイルスの感染症法上の分類が第5類に引き下げられたことで、引き続き正常化した事業環境が続くことが見込まれるものの、その一方で世界的な金融不安や物価上昇により、景気の先行きに不透明な状態が継続するとの認識を示した。その上で、2024年11月期は「全国1,000店舗体制を構築し、串カツ田中の串カツを日本を代表する食文化とする」という長期的な目標を目指すため、既存店の運営体制を強化する考えを明らかにした。具体的には、①賃上げを含む人的資本への投資、②品質向上・サービス向上・クリンリネス向上に取り組むとともに、③店舗のDX(デジタルトランスフォーメーション)化によるオペレーション改善を図り、生産性向上や消費者の利便性向上に向けた施策を実施する方針である。

なお、今期の店舗展開については、串カツ田中直営店24店舗、串カツ田中フランチャイズ店12店舗、鳥玉直営店1店舗の出店を目指す計画としている。

引き続き、串カツ田中ホールディングスの業績や株価を注視しておきたい。■

(La Caprese 編集部)

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