日本人は1日どれくらい歩いているのだろうか? 厚生労働省の『国民健康・栄養調査報告』によると、1日当たりの平均歩数は、2019年(令和元年)のデータで男性が6,793歩、女性が5,832歩となっている。ちなみに、2009年(平成21年)は男性が7,214歩、女性が6,352歩であり、この10年間で男性は5.8%減少、女性も8.2%減少した計算になる。
厚生労働省は、1日8,000歩を推奨
年齢別・性別で見ると、男性は20代、30代と1日当たり8,000歩以上をキープしているが、40代、50代で7,000歩台に低下。そして、60代には6,000歩台、70代になると5000歩割れ寸前まで落ち込んでいる。
一方、女性の1日当たり平均歩数は20代の6,641歩から50代の6,841歩まで緩やかに増加するが、60代で5,000歩台に低下、さらに70代は4,000歩台前半にまで落ち込んでいる。
上記の通り、男女ともに共通しているのは60代からの落ち込みが大きいことだ。ちなみに、20~64歳までの1日当たり平均歩数は男性7,864歩、女性6,685歩となっている。
それが、65歳以上になると男性の1日当たり平均歩数は6,685歩、女性は4,656歩に低下する。
厚生労働省の『健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)』では、1日8,000歩を目標歩数として推奨している。今回紹介したデータは平均値であるが、加齢とともに歩数が減少しており、特に70代女性の平均歩数は4,000歩台前半と目標の半分程度にまで落ち込んでいる点が気になる。まずは少しずつでも目標歩数に近づけるように努めてみてはいかがだろうか?■
(La Caprese 編集部)