「働く女性の約9割が運動不足を実感」――。 2024年1月31日、キャリアデザインセンター（本社：東京都港区）が運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』の調査報告で、そのような実態が浮き彫りとなった。
『女の転職type』では、女性のリアルな仕事観を調査する【データで知る「女性と仕事」】を定期的に行い、女性の働く環境の実態を公表している。第81回目となる本調査は『「運動してる？」/データで知る「女性と仕事」』と題して、2023年12月13日～12月25日に『女の転職type』の会員である332名の女性を対象に行われた。
本調査報告の概要は以下の通りである。
『女の転職type』が、働く女性の「運動」について調査
働く女性の約9割が運動不足を感じている
まず、『女の転職type』会員に運動不足を感じているか尋ねたところ、「とても感じる」と回答した人が57.9％で1位となった。2位の「やや感じる」30.0％と合わせると87.9％（約9割）に達し、大多数の人が運動不足を感じていることが明らかになった。
働き方別に見ると、「とても感じる」と答えた人の割合がフル出社の人では56.0％なのに対し、リモートありの人では65.5％と、9.5％高い結果となった。通勤の必要のないリモートワークをしていることが、運動不足に影響していることがうかがえる。
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週1回以上運動している人は3割、4割の人はまったく運動していない
次に、運動をしている頻度について尋ねたところ、「運動はしていない」人が最も多く40.8％となった。一方、週1回以上運動している人は33.9％であった。
働き方別に比較したところ、週1回以上運動している人はフル出社の人で33.2％、リモートありの人では35.3％と、リモートありの人の方がやや多い結果となった。一方でまったく運動をしていない人の割合も、リモートありの人の方がやや多い結果となった（フル出社：40.7％、リモートあり：42.9％）。
リモートありの人は体を動かす機会が減る分、意識的に運動をしている人もやや多い傾向が見て取れた。
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人気の運動は「ウォーキング」「ストレッチ」
運動をしている人に「どんな運動をしているか」質問したところ、第1位が「ウォーキング」で38.9％、2位は「ストレッチ」の36.6％で、どちらも3人に1人が行っていることが明らかになった。日常生活の中での取り入れやすい運動が人気であると考えられる。一方で3位は「筋トレ」、4位は「ジム」となっており、しっかり体を鍛えている人もいることが判明した。その他の回答としては、「登山」「ラジオ体操」「肉体労働（が運動になる）」などの回答が寄せられていた。
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運動をしない人の理由は「面倒くさいから」「仕事が忙しいから」「プライベートが忙しいから」
一方、運動をしていない人にその理由について聞いたところ、「面倒くさいから」が1位で48.8％であった。次いで「仕事が忙しいから」37.1％、「プライベートが忙しいから」30.2％という結果となった。とはいえ、「必要性を感じないから」と答えた人は4.4％に留まっており、多くの人が運動の必要性を感じていることがうかがわれた。
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面倒くさいと思いつつも「運動したい」と思っている？
運動をしていない人に、運動を始めたいか尋ねたところ、「とてもそう思う」34.2％と「ややそう思う」48.0％を合わせて82.2％の人が始めたいと思っていることが明らかになった。本調査は年末という節目のタイミングで行ったこともあり、「2024年こそは運動を始めたい」と考える人が多かったのではと推察される。
先述の通り、運動をしない理由について約半数の人が「面倒くさいから」を挙げていたが、面倒くさいと思いつつも運動したいという心理状態がうかがえる内容となった。■
（La Caprese 編集部）
