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春先は特に自律神経が乱れやすい時期。約6割が春先に心身の不調を感じている――森永乳業の調査報告

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(画像= Beruta / 写真AC、La Caprese)

約6割が春先の心身の不調「春ダル」を感じている。――2023年3月14日、森永乳業が16歳から65歳までの男女1,000名を対象に実施した『春先の不調に関する実態調査』でそのような実態が浮き彫りとなった。

『春先の不調に関する実態調査』は、春先に感じる不調に関する意識と実態を明らかにすることを目的に実施したもの。森永乳業は、50年以上にわたるビフィズス菌の研究において得た知見や成果を、人々の健康に役立てるよう日々取り組んでいる。ちなみに、「春ダル」とは春先に感じる心身の疲れやダルさ、気分の落ち込みなどを指す言葉。寒暖差や生活環境の変化などで自律神経が乱れることが原因とされている。

今回は森永乳業の『春先の不調に関する実態調査』を紹介したい。

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約6割が春先の心身の不調「春ダル」を感じている

調査結果サマリー

・約6割が春先の心身の不調「春ダル」を感じている。
・3月、4月は一年で最も心身の不調を感じる時期。
・女性はより「春ダル」を感じやすい。また、大腸に不調を抱える人では「春ダル」率が8割超に。
・「春ダル」の具体的な内容は「心身の疲れやだるさ」「やる気が出ない、気力がない」。
・「春ダル」を感じても半数以上が対策をしていない。

約6割が春先の心身の不調「春ダル」を感じている

まず、『あなたは季節の変わり目となる春先に心身の疲れやダルさを感じたり、気分が落ち込んだりしたことはありますか』という質問に対して、「ある」と答えた人が25.4%、「どちらかといえばある」と答えた人が35.0%で、計60.4%の人が春先に不調を感じていることが明らかになった。(図1)

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(図1) 出典:森永乳業
※小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合がある。

3月、4月は一年で最も心身の不調を感じる時期

また、「一年で心身の疲れやダルさを感じたり、気分が落ち込んだりしやすい時期」に関する設問では、3月と4月が最も多い結果となった。これは、性年代別で見ても、ほぼすべての性年代で同様の結果であった。1年の流れで見ると、寒い12月1月も心身の不調を感じやすい時期であるが、徐々に暖かくなり、寒暖差が激しくなるにつれて、より不調を感じるようになることが分かる。(図2)

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(図2) 出典:森永乳業

女性はより「春ダル」を感じやすい。また、大腸に不調を抱える人では「春ダル」率が8割超に

「春ダル」を感じている人を男女別に見ると、男性の「ある」「どちらかといえばある」の合計が54.0%に対して、女性は66.8%で、女性が男性を12.8ポイント上回る結果となった。(図3)

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(図3) 出典:森永乳業
※小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合がある。

ちなみに、大腸の健康状態別では、大腸に不調が「ある」人では83.9%、「どちらかといえばある」人では80.0%と大腸に不調を抱える人の春ダル率は顕著に高い結果となった。「どちらかといえばない」人では56.8%、「ない」人では38.4%となり、大腸が健康な人ほど春ダルを感じていないことが判明した。(図4)

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(図4) 出典:森永乳業
※小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合がある。

「春ダル」の具体的な内容は、「心身の疲れやだるさ」「やる気が出ない、気力がない」

「春ダル」を感じる人の具体的な不調の内容については、「心身の疲れやだるさ」が60.6%ともっとも多く、「やる気が出ない、気力がない」 が56.1%と続いた。また、「何となく不調」と特定できない症状が31.8%あることも明らかになった。(図5)

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(図5) 出典:森永乳業
※小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合がある。

「春ダル」を感じても半数以上が対策をしていない

「春ダル」を感じる人に『春先に心身の疲れやダルさを感じたり、気分が落ち込んだ時、何か対策をしますか』と尋ねたところ、 「特に対策をしない」と答えた人が23.5%、「ほとんど対策をしない」と答えた人が29.1%で、計52.6%がこれといって対策をしていないことが明らかになった。(図6)

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(図6) 出典:森永乳業
※小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合がある。

ちなみに、対策をしている人が行っていることは「睡眠を十分にとる」が73.4%でもっとも多く、「運動をする」(44.1%)、「健康的な食事に気を付ける」(41.3%)が続く結果となった。(図7)

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(図7) 出典:森永乳業
※小数点以下第2位を四捨五入して算出しているため、各回答の合計が100%にならない場合がある。

春先は四季の中でも特に自律神経が乱れやすい時期

ちなみに、『医者が教える最高の美肌術』(アスコム)の著者で、小林メディカルクリニック東京院長・医学博士の小林暁子先生は、「3月、4月の春先は気温の寒暖差が激しいこと、学校や会社の年度替わりのため普段とは違うストレスを感じること、花粉や雨など天候もストレスになるなど、四季の中でも特に自律神経が乱れやすい時期です」と指摘している。また、「自律神経の乱れは、便秘をはじめ、不眠やイライラ、無気力など精神的不調に加え、頭痛、肩こり、慢性疲労などの肉体的な不調といった全身の不調にもつながることがわかっています」という。

では、自律神経を整えるにはどうすれば良いのだろうか?

小林暁子先生は自律神経を整える方法について、「自律神経に直接かつ間接的に影響する腸内環境を良好に保つことが土台になると考えられています。今回の調査結果はその関係性をよく表しているのではないでしょうか」と指摘。「腸内環境の改善においては、特に『大腸』を意識しましょう。大腸の中には非常に多くの腸内細菌がすんでいますが、特に善玉菌の代表格であるビフィズス菌は、大腸の中で短鎖脂肪酸である酢酸をつくりだします。酢酸は、悪玉菌の働きと増殖を抑え、腸内環境を改善する効果があります。発酵食品や食物繊維を摂取して腸内の善玉菌を活発にすることに加えて、普段からビフィズス菌が入ったヨーグルトを取り入れていただくことが実践しやすくおすすめです」とアドバイスしている。■

小林 暁子 先生|小林メディカルクリニック東京院長・医学博士

順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学総合診療科を経て、2005年にクリニックを開業。内科、皮膚科のほか、便秘外来や女性専門外来を併設し、全身の不調に対応する。なかでも便秘外来ではのべ15万人以上の便秘患者の治療に携わり、高い実績を上げている。また、さまざまな業界とコラボし、美腸メニューを提供。テレビ出演、講演でも活躍中。『医者が教える最高の美肌術』(アスコム)、『免疫力を上げる健美腸ルール ウイルスに負けない体をつくる』(講談社)、『女性の自律神経の乱れは「腸」で整える』(PHP研究所)など著書多数。

特集:気象病(天気痛)/天気と体調
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