ほかの人の肌を見てきれいだと感じるポイント第1位は「くすみがなく透明感がある」――2023年1月17日、日本メナード化粧品(愛知県名古屋市)が全国の10代~80代の女性841名を対象に行なったアンケート調査『肌悩みとスキンケアに関する意識調査』で、そのような結果が明らかになった。美しい肌の印象にはシワやシミ対策はもちろんのこと、それ以上に「肌のくすみをなくして透明感を高めること」が重要であることを示す内容となった。
また、同日は日本メナード化粧品が独自の方法で栽培したレモンバームの新芽(スプラウト)から抽出したエキス(レモンバームスプラウトエキス)に、角質細胞の膜の形成を促し「なめらかな肌」に導く可能性を見出したことも明らかになった。レモンバームは南ヨーロッパ原産のハーブであり、長寿のハーブとしても親しまれている。そこで、日本メナード化粧品は特に成長するためのエネルギーが蓄えられている「(レモンバームの)スプラウト」に着目し、研究を進めてきた。
今回は日本メナード化粧品のアンケート調査および研究成果をお届けしたい。
ほかの人の肌を見てきれいだと感じるポイント第1位は「くすみがなく透明感がある」
前述の通り、日本メナード化粧品が実施した『肌悩みとスキンケアに関する意識調査』で、ほかの人の肌を見てきれいだと感じるポイントを質問した結果、「くすみがなく透明感がある」が第1位にとなった。次いで「シミ・ソバカスがない」「シワ・タルミがない」「肌がなめらか・きめ細かい」が続く結果となった(図1)。くすみがなく透明感がある肌は、美肌印象を与える重要なポイントであることが明らかになった。
代表的なくすみ対策「肌の古い角質をとり除くケア」
くすみの原因には、古くなった角質の蓄積や血行不良、メラニンの蓄積などがあり、対策方法も多岐にわたる。その中で、代表的なくすみ対策の一つとして「肌の古い角質をとり除くケア」がある。肌の細胞は日々生まれ変わっており、本来古くなった角質細胞は表面からはがれるものである。しかし、肌の新陳代謝の乱れやお手入れ不足などが原因で古い角質細胞がはがれずに蓄積すると、肌がくすんで見えてしまう。古い角質の蓄積は肌のゴワつきの原因でもあるため「古い角質をとり除くケア」をすることで、肌の透明感はもちろんのこと、上記アンケート第4位の「肌のなめらかさ」を高めることにもつながる。
ただし、「古い角質をとり除くケア」のやりすぎは肌を痛める原因になるため、使用頻度や力加減に注意する必要がある。肌への刺激が少ない成分を選ぶこともポイントだ。また、冬は寒さによって血流が悪くなったり、肌の新陳代謝が乱れて古い角質が蓄積しやすくなることもある。マッサージクリームを用いた顔のマッサージは、肌の血行を良くして新陳代謝を促すため、肌のくすみケアにおすすめである。
レモンバームスプラウトエキスが「なめらかな肌」に導く?
ところで、上記アンケート第4位の「肌のなめらかさ」とは具体的にどういう状態なのだろうか?
下記「図2」が示す通り、肌の最表面は角質細胞が並んで角質層を形成している。「なめらかな肌」は、この角質細胞がきれいに整列することで保たれる。角質細胞をきれいに整列させるには、角質細胞を取り囲む膜が正常につくられることが重要である。
日本メナード化粧品は、独自の方法で栽培したレモンバームの新芽(スプラウト)から抽出したエキス(レモンバームスプラウトエキス)に、角質細胞の膜を形成する酵素を増やす効果を見出した。加えて、細胞の膜の形成を促進する効果も確認した(図3)。レモンバームスプラウトエキスは、角質細胞の膜の形成を促し、「なめらかな肌」に導くと考えられる。
(La Caprese 編集部)