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生命保険の世帯加入率は約9割――生命保険文化センター『2021年度 生命保険に関する全国実態調査』

保険,加入率,日本
(画像= Canva、La Caprese)

生命保険の世帯加入率は89.8%――生命保険文化センターが公表した『2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査』で、そのような状況が明らかになった。

生命保険文化センターは、生命保険制度の健全な発展のための諸事業を通じ、国民生活の安定向上、国民の利益の増進に寄与することを目的として1976年1月に設立した公益財団法人である。同センターが公表している『生命保険に関する全国実態調査』は、一般家庭における生命保険の加入実態および生命保険・生活保障に対する考え方の把握を目的として3年ごとに実施している。

今回は『2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査』を、グラフを交えながらみてみよう。

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生命保険の世帯加入率は全生保で89.8%

2021年度の生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は全生保で89.8%となった。調査対象のおよそ9割が生命保険に加入している計算である。前回2018年度の加入率は88.7%、2015年度は89.2%、2012年度は90.5%であり、ほぼ横ばいで推移する傾向にある。

(グラフ1)

なお、民間の生命保険会社(以下、民保)の世帯加入率は80.3%、個人年金保険の世帯加入率(全生保)は24.3%だった。

「医療保険・医療特約」の加入率は93.6%

民保加入世帯の特定の保障機能を持つ生命保険や特約の加入率(複数回答、かんぽ生命除く)については、「医療保険・医療特約」が世帯全体で93.6%ともっとも高い結果となった。このほか、「ガン保険・ガン特約」が66.7%、「特定疾病保障保険・特定疾病保障特約」48.4%、「特定損傷特約」28.8%、「疾病障害特約・重度慢性疾患保障特約」15.9%、「介護保険・介護特約」16.7%などの回答が寄せられた。

(グラフ2)

なお、今回の調査より追加した「認知症保険・認知症特約」は6.6%、「健康増進型保険・健康増進型特約」は4.2%だった。

死亡保険金額の平均値は2,027万円、年間払込保険料の平均は37.1万円

世帯単位でみた普通死亡保険金額の平均値は全生保で2,027万円だった。前回2018年が2,255万円、2015年が2,423万円、2012年が2,763万円であり、調査を重ねるごとに低下する傾向が認められる。

(グラフ3)

また、世帯の年間払込保険料は全生保の平均で37.1万円となった。こちらも、わずかながら調査を重ねるごとに低下する傾向にある。

(グラフ4)

個人年金保険の年間払込保険料の世帯合計額は20.6万円

一方、個人年金保険の世帯加入率は全生保で24.3%、民保で21.4%であった。

(グラフ6)

また、個人年金保険の1年間に払い込む保険料の世帯合計額は20.6万円で、2015以降増加する傾向がみられる。

(グラフ6)

民保の加入目的でもっとも多いのは?

ちなみに、民保の加入目的(複数回答、かんぽ生命を除く)については、「医療費や入院費のため」が59.0%ともっとも多く、次いで「万一のときの家族の生活保障のため」が52.4%、「万一のときの葬式代のため」12.4%、「老後の生活資金のため」9.1%、「子どもの教育・結婚資金のため」7.8%、「災害・交通事故などにそなえて」7.8%となった。

(グラフ7)

今後、増やしたいと思う生活保障の準備項目は?

また、世帯における生活保障の準備項目の中で、今後数年間のうちに増やしたいもの(複数回答)を尋ねたところ、「世帯主の老後の生活資金の準備」がもっとも多く32.4%となった。このほか「配偶者の老後の生活資金の準備」27.2%、「世帯主が要介護状態となった場合の介護資金の準備」25.6%、「世帯主が万一の場合の資金準備」22.7%などの回答が寄せられていた。

(グラフ8)

保険に関する知識全般の「自己評価」が低い傾向

民保の加入時のチャネルについて現時点で満足している点(複数回答、かんぽ生命を除く)については、「手間がかからない」が31.0%ともっとも多く、次いで「相談に迅速に対応してくれる」(30.3%)、「保障内容の説明や手続きの対応が良い」(28.4%)の順となっている。

(グラフ10)

また、生命保険や個人年金保険に加入する際に必要と考えられる知識の中で、不足していると思われるもの(複数回答)を尋ねたところ、「どういった保障が必要なのか」が42.3%ともっとも多く、次いで「生命保険や個人年金保険の仕組み」33.5%、「加入金額がどのくらい必要なのか」27.4%と続いている。

最後に生命保険や個人年金保険に関する知識全般の「自己評価」についての設問では、「十分に知識がある」の31.2%に対して、「ほとんど知識がない」が67.2%と7割近くを占める結果となった。

(グラフ10)

前述の通り、生命保険の加入率は約9割となっているが、一方で知識全般の「自己評価」が低い傾向にあることが浮き彫りとなった。■

(La Caprese 編集部)

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