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エッセイ:過去最大級の値上げラッシュ……。ダイエーは『スーパーサマータイムセール』を開催中!

値上げラッシュ,いつまで
(画像= SakuraR / 写真AC、La Caprese)

最近は、スポーツジムの帰りにダイエーで「値引き品」等をチェックするのが日課になった。関東地区のダイエー直営77店舗では、6月1日から8月19日までの80日間の日程で『スーパーサマータイムセール』を開催しているためだ。期間中は、朝9時〜10時の1時間(※開店時間が9時以降の店舗は開店から1時間)、夕方16時〜18時の2時間、夜18時〜20時の2時間の計3回のタイムセールを毎日開催している。それぞれのタイムセールで計3〜10品目程度を、平常時の「2〜3割引(惣菜除く)」にて提供してくれるので、大助かりである。

ちなみに、帝国データバンクが今週7月12日に発表した、食品メーカー主要195社における価格改定動向によると、家庭用を中心とした飲食料品の2023年の値上げ品目数(2023年1月〜10月、予定を含む)は7月12日までの判明ベースで累計3万9品目に達した。

全食品分野におよぶ年3万品目超の値上げはバブル崩壊以後の30年間でも異例のことで、「過去最大級の値上げラッシュ」(帝国データバンク)としている。特に10月は、酒類やソーセージ、調味料などを中心に3,716品目の値上げを予定しているが、最大で1年前と同水準の月間8,000品目台に到達する可能性もあるという。

値上げラッシュ,いつまで

(図1) 出典:帝国データバンク

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最終的な値上げ品目数は3万5,000品目前後か?

帝国データバンクは「足元では一部原材料で値動きが落ち着いているほか、複数回におよぶ価格転嫁でコスト吸収力が高まり、値上げ要因として大きなウエイトを占める『原材料高』由来の値上げは一服感も出てきている」と指摘している。このため2023年の値上げペースは10月をピークに緩やかにダウンし、最終的には3万5,000品目前後が想定されるという。

値上げラッシュ,いつまで

(図2) 出典:帝国データバンク

とはいえ、上昇が続く電気代の先行きに不透明感を残しているほか、人件費の上昇、為替の円安による輸入物価の押し上げ、そしてロシア・ウクライナ戦争の長期化など潜在的な物価上昇要因は解消される見通しが立っていない。

家計にとっては、まだまだ厳しい情勢が続きそうな雲行きである。■

(La Caprese 編集長 Yukio)

編集長エッセイ
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