梅雨は、洗濯物に困る時期……どうしても洗濯物を部屋干しする日が多くなってしまうため、気になるのが衣類の「生乾き臭」である。
実際、パナソニックが2023年5月25日に発表した『2023年 梅雨時期の洗濯に関する実態調査』では、梅雨時期の洗濯の困りごとについて、「乾きムラがある・乾かない」「洗濯物の生乾き臭」などの意見が多く寄せられている(詳細は後述)。
本調査は、自身で洗濯をする全国の20~60代の男女551名を対象に行われたもので、「洗濯物の生乾き臭」など梅雨の時期特有の家事に関する悩みが浮き彫りとなった。また、今回の調査結果を受けて、パナソニック エアーマイスターの福田風子さんは「部屋干しでは基本的に5時間以内に乾かすこと」が大切であるとアドバイスしている。
パナソニック『2023年 梅雨時期の洗濯に関する実態調査』
梅雨時に最も負担を感じる家事の第1位は「洗濯」
はじめに、「梅雨時に最も負担を感じる家事を教えてください」と質問したところ、半数近くが「洗濯」と回答し、梅雨どきの洗濯物が多くの人の負担となっていることが判明した。
(図1) 出典:パナソニック「エオリア」調べ
梅雨の洗濯、部屋干しの頻度は94%
梅雨の洗濯について部屋干しの頻度をたずねたところ「毎回部屋干しをする」(39%)、「ほとんど部屋干しをする」(33%)、「たまに部屋干しをする」(22%)と、部屋干し率は94%にものぼることが明らかになった。
(図2) 出典:パナソニック「エオリア」調べ
梅雨時期の洗濯の困りごとは「乾きムラがある・乾かない」「生乾き臭」
梅雨時期の洗濯の困りごとに関する質問では、「乾きムラがある・乾かない」(54%)、「洗濯物の生乾き臭」(53%)がほぼ同割合で上位となり、続いて「室内で邪魔になる」(38%)、「部屋がジメジメする」(36%)という結果となった。
(図3) 出典:パナソニック「エオリア」調べ
生乾き臭経験者は実に91%
梅雨時期の洗濯の困りごととして上位にあがった「生乾き臭」について、その頻度を調査したところ、「いつも感じる」が20%と、実に5人に1人は生乾き臭に常に困っていることが判明した。さらに、「たまに感じる」(48%)、「感じたことがある」(23%)と合わせると、91%が生乾き臭経験者である実態が浮き彫りになった。
(図4) 出典:パナソニック「エオリア」調べ
「生乾き臭」が気になる洗濯物、タオル類が77%で最多
生乾き臭が気になる洗濯物についてたずねると、「バスタオル・フェイスタイル」が77%とタオル類が他に大差をつけて第1位であった。続いて「肌着・Tシャツ」(49%)、「スウェット・パーカー」(29%)、「ジーンズ・ズボン」(29%)の結果となった。
(図5) 出典:パナソニック「エオリア」調べ
ちなみに、生乾き臭が気になる洗濯物のトップとなった「バスタオル」・「フェイスタオル」について、その洗濯の頻度を調査したところ「バスタオル」は49%が「1回使用したら洗う」と回答した。次いで「2~3回使用したら洗う」(28%)、「4~5回使用したら洗う」(10%)、「6回以上使用したら洗う」(6%)という結果となった。
(図6) 出典:パナソニック「エオリア」調べ
さらに、「フェイスタオル」は「1回使用したら洗う」が53%と、バスタオルと比較するとわずかに洗濯頻度が高い結果となった。次いで「2~3回使用したら洗う」(28%)、「4~5回使用したら洗う」(9%)、「6回以上使用したら洗う」(6%)と、いずれも各家庭によって洗濯頻度が大きく異なることが判明した。
(図7) 出典:パナソニック「エオリア」調べ