2022年9月30日の東京株式市場で、回転寿司チェーンの「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトの株価が前日比で一時6.6%安の1,312円に急落する場面がみられた。カッパ・クリエイトの株価は今年7月28日に年初来高値となる1,491円を記録していたが、この2カ月で12.0%下落した計算になる。
報道によると、警視庁は9月29日までに、カッパ・クリエイトの田辺公己社長ら3人が、競合する回転寿司チェーン「はま寿司」の営業秘密を不正に取得した疑いがあるとして逮捕状を取った。このニュースがカッパ・クリエイト株の売り材料となったとみられる。田辺公己社長は2020年11月に顧問としてカッパ・クリエイトに入るまで、はま寿司の親会社のゼンショーホールディングスに勤務し、はま寿司の取締役を務めたこともあった、と伝えられている。
カッパ・クリエイト株は9月30日の寄り付き後の9時8分に1,312円の安値をつけた。10時51分現在は1,356円で推移している。■
(La Caprese 編集部)