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MIXI、モンストのイベント好調。株価は昨年来高値、通期の営業利益予想を上方修正

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(画像= Canva、La Caprese)

2023年2月13日、東京証券取引所でMIXIの株価が一時2,700円まで買われ、昨年来の高値を更新した。2022年5月16日の安値2,008円から9カ月で34.5%の上昇である。

後段で述べる通り、(1)2月10日発表の2023年3月期・第3四半期(2022年4月1日~2022年12月31日)の連結業績で売上高および営業利益等が大幅に増加したことに加えて、(2)2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結営業利益予想を上方修正したことが株価にも追い風となったようだ。MIXIが配信するスマートフォン向けゲームアプリ『モンスターストライク』で、昨年10月に開催した9周年イベントに加え、人気IPとのコラボレーションなどの施策が奏功し、業績に寄与した。

今回はMIXIの話題をお届けしよう。

MIXI、2023年3月期・第3四半期の営業利益は67.7%増

先週2月10日、MIXIは2023年3月期・第3四半期(2022年4月1日~2022年12月31日)の連結業績を発表した。同期の売上高は前年同期に比べて24.6%増の1,048億200万円、EBITDA(減価償却費およびのれん償却額を考慮しない営業利益ベースの数値)は同55.9%増の224億7,600万円、本業の利益を示す営業利益は同67.7%増の190億7,300万円、経常利益は12.6%増の128億7,300万円、純利益は同72.8%減の20億2,000万円となった。

セグメント別では、主力の「デジタルエンターテインメント事業」の売上高が前年同期に比べて19.7%増加の734億5,700万円、セグメント利益は同24.5%増の318億600万円と大幅な増収増益となった。「デジタルエンターテインメント事業」では、スマートフォン向けゲームアプリ『モンスターストライク』を主力として収益を上げた。『モンスターストライク』は2022年10月に実施した9周年イベントや年末年始イベントに加えて、有力IPとのコラボレーションが奏功し、売上高およびセグメント利益に大きく貢献した。

一方、「スポーツ事業」のセグメントは、売上高が前年同期に比べて57.9%増加の202億6,600万円、セグメント損失は13億1,300万円(前年同期はセグメント損失42億1,800万円)となった。「スポーツ事業」は観戦事業や公営競技事業への投資を行っている。観戦事業は2022年2月よりプロサッカーチーム「FC東京」を運営する東京フットボールクラブが新たにグループに加わった。また、公営競技事業ではスポーツベッティングサービスの「TIPSTAR」およびチャリ・ロトが前年同期と比較して、オンライン車券販売高が伸長した。ちなみに、「TIPSTAR」ではコストの効率化を進め費用の抑制を図ったことで、セグメント損益は改善している。

「投資事業」は大幅な減収減益

「ライフスタイル事業」のセグメントは、売上高が前年同期に比べて35.0%増の93億3,800万円、セグメント利益は同38.9%増の7億6,700万円と大幅な増収増益となった。「ライフスタイル事業」では、家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」、サロンスタッフ直接予約アプリ「minimo」、SNS「mixi」を中心に各種サービスを運営している。同期は「みてねみまもりGPS」の販売が好調であったことや、第2四半期連結会計期間からCONNECTITを新規連結したことにより、年賀状サービスの売上高が伸長し、増収増益に寄与した。

「投資事業」のセグメントは、売上高が前年同期に比べて46.5%減少の16億3,300万円、セグメント利益は同47.0%減の10億1,200万円と大幅な減収減益となった。「投資事業」は、スタートアップやベンチャーキャピタルへの出資を行っている。同期はMIXIの出資するファンドの損益を取り込んだことと、MIXIおよびアイ・マーキュリーキャピタルの保有する投資有価証券の売却による収益を計上した。

モンスターストライク効果で、通期の営業利益予想を上方修正

MIXIは、2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績予想について、売上高で前期比16.4%増の1,420億円、EBITDAで同22.3%増の270億円、本業の利益を示す営業利益で同29.2%増の230億円、経常利益で同6.4%減の165億円、純利益で同51.3%減の50億円となる見通しを示した。これは従来予想(2022年11月4日公表)に比べて売上高でプラス6.77%、EBITDAでプラス38.46%、営業利益でプラス48.39%、経常利益でプラス6.45%の上方修正である(純利益は据え置き)。

MIXIは上方修正の理由について、「デジタルエンターテインメント事業」のセグメントにおいて、『モンスターストライク』が2022年10 月に開催した 9 周年イベントや、人気IPとのコラボレーション等各種施策を組み合わせることで計画を上回り好調に推移したことを挙げている。ただし、その一方で、持ち分法による投資損失の計上などで純利益については従来見通しを据え置いた。

引き続き、MIXIの業績や株価を注視しておきたい。■

(La Caprese 編集部)

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