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サンドラッグ、株価は年初来高値。インバウンド需要が緩やかに回復、今期の業績予想を上方修正

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(画像= La Caprese)

2023年12月7日、東京証券取引所でサンドラッグの株価が一時4,746円まで買われ、年初来の高値を更新した。今年3月16日の安値3,430円から9カ月ほどで38.4%の上昇である。

サンドラッグは、ドラッグストアや調剤薬局、ディスカウントストアを展開する企業である。近年、高齢化や生活習慣病などにより、「適切な服薬指導と健康情報の提供」がドラッグストアに求められているとの認識のもと、サンドラッグはお客様のホームドクターとしての役割を担う事を目標に掲げ、事業を推進している。医薬品や健康食品、化粧品、日用品、食品など幅広い商品を扱っており、プライベートブランド商品も380アイテム以上を提供。グループ全体の店舗数は2023年9月30日時点で、ドラッグストア事業1,035店舗、ディスカウントストア事業369店舗となっている。

後段で述べる通り、サンドラッグが公表した❶2024年3月期・第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績がインバウンド需要の回復等を背景に増収増益となったことに加え、❷2024年3月期・通期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想を上方修正したこと……などが株価にも追い風となっている。

今回はサンドラッグの話題をお届けしよう。

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サンドラッグ、インバウンド需要が緩やかに回復

11月14日、サンドラッグは2024年3月期・第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績を公表した。同期の売上高は前年同期比9.6%増の3,717億700万円、本業の利益を示す営業利益は同11.3%増の206億900万円、経常利益は同11.6%増の209億5,300万円、純利益は同10.5%増の140億5,400万円と増収増益となった。

同期は新型コロナウイルス禍の行動規制等緩和による訪日外国人増加により、インバウンド需要が緩やかに回復したほか、外出機会増加を背景とした化粧品需要の回復が見られた。しかし、その一方で、新型コロナウイルス対策商品の需要減少や同業他社との出店競争、大手同士の業界再編、他業態との競争等、経営環境は一層厳しさを増している。こうした中、サンドラッグはグループ全体で31店舗を新規に出店したほか、71店舗で改装を実施、7店舗を閉店した。その結果、2023年9月30日時点のグループ全体の店舗数は、ドラッグストア事業が1,035店舗(直営店795店舗、星光堂薬局77店舗、サンドラッグプラス68店舗、大屋57店舗、フランチャイズ店38店舗)、ディスカウントストア事業369店舗(ダイレックス369店舗)の合計1,404店舗となった。

セグメント別の概況は以下の通りである。

ドラッグストア事業

ドラッグストア事業の売上高は前年同期比10.4%増の2,427億9,300万円、営業利益は同10.6%増の130億6,300万円と増収増益となった。

同期は、積極的な新規出店と100%子会社化した大屋の効果等により、売上高は前年同期を上回った。出店などの状況は、21店舗を新規出店し57店舗を改装したほか2店舗を閉店し活性化を図った。新型コロナウイルス禍の行動規制等緩和による訪日外国人増加により、インバウンド需要が緩やかに回復したほか、外出機会増加を背景とした化粧品需要の回復が見られた。なお、インバウンド需要については回復傾向にあるものの、コロナ前の水準に比べると約50%程度での推移となった。

ディスカウントストア事業

ディスカウントストア事業の売上高は前年同期比7.7%増の1,550億3,100万円、営業利益は同12.5%増の75億4,600万円と増収増益となった。

同期は引き続き食料品が好調に推移したことに加え、ペット用品・風邪薬需要の増加等により、既存店売上高が堅調に推移した。出店などの状況は、10店舗を新規出店し14店舗を改装したほか5店舗を閉店し活性化を図った。

通期の業績予想を上方修正、売上高で7,470億円を想定

11月14日、サンドラッグは2024年3月期・通期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想について、売上高で前期比8.2%増の7,470億円、本業の利益を示す営業利益で同7.6%増の403億円、経常利益で同7.3%増の409億円、純利益で同5.8%増の272億円となる見通しを示した。これは従来予想(5月15日公表)に比べて、売上高でプラス0.1%、営業利益でプラス4.9%、経常利益でプラス4.9%、純利益でプラス3.4%の上方修正である。

サンドラッグは今後の経営環境について、資源価格の高騰等による継続的な物価上昇や金融引き締めに伴う海外景気の下振れリスク等により、依然として不透明な状況が継続するとしながらも、第2四半期連結累計期間の連結業績を反映し、利益の増加が見込まれることから、前回予想を上回る見通しであるとの認識を示した。

引き続き、サンドラッグの業績や株価を注視しておきたい。■

(La Caprese 編集部)

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