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デニーズ、自治体と連携した「認知症本人ミーティング」を実施――認知症本人や家族を中心とした情報の発信、社会参加の支援へ

認知症高齢者を地域で支えるためには,認知症 地域での見守り,認知症 地域でできること
(画像= Canva、La Caprese)

外食事業を手がけるセブン&アイ・フードシステムズ(本社:東京都千代田区)は、デニーズのほぼ全店舗で認知症サポーターを配属し、認知症本人やその家族が安心して食事できるようサポートに努めている。また、2020年からは自治体と連携して、認知症と診断された本人あるいは認知症の不安を抱いている人が、気軽に情報交換等ができるよう、デニーズ数店舗で「認知症本人ミーティング」を実施してきた。

2023年1月26日には、新たにデニーズ千葉桜木町店で「認知症本人ミーティング」を実施したほか、2月以降も千葉県千葉市、東京都大田区、埼玉県川口市・ふじみ野市、愛知県瀬戸市の5自治体に出店している6店舗での開催を予定している。

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認知症本人や家族を中心とした情報の発信、社会参加の支援へ

デニーズの店舗で実施している「認知症本人ミーティング」は、認知症と診断された本人あるいは認知症の不安を抱えている人に対し、情報交換をする機会を設けることで、本人からの発信を支援するとともに、さまざまな意見に基づき必要なサービスや地域づくりを検討する場として、多くの自治体で開催されている。

前述の通り、デニーズではかねてより認知症サポーターの養成に力を注いできた。2019年7月にはデニーズのほぼ全店舗に認知症サポーターを配属するなど、認知症本人やその家族が安心して食事できるようサポートに努めている。

そうした中、2020年9月には東京都千代田区より、「認知症本人ミーティング」をデニーズの店舗で実施できないかとの提案を受け、初めてデニーズ二番町店で開催した。その後も、デニーズ二番町店では2022年末までに計13回の「認知症本人ミーティング」を開催している。ファミリーレストランのアットホームな雰囲気で、デニーズのデザートなどを楽しみながらミーティングを実施することによって、活発な意見交換ができると好評とのことだ。さらに、東京都品川区や大阪府堺市、埼玉県鶴ヶ島市とも連携して、各地域に出店しているデニーズの店舗での開催を実現するなど、実施店舗の拡大に取り組んできた。

なお、冒頭で紹介した2023年1月26日から新たに実施している「認知症本人ミーティング」の自治体とデニーズ店舗、開催日時は下記の通りである。

認知症高齢者を地域で支えるためには,認知症 地域での見守り,認知症 地域でできること

厚生労働省が2015年3月に公表した『日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究』(厚生労働科学特別研究事業)によると、2025年に日本の65歳以上の高齢者人口が3,600万人以上に達し、そのうち19.0%が認知症を発症すると推計されている。いわゆる、高齢者の5人に1人が認知症になるとされる「2025年問題」である。このような状況下、認知症の発症予防や治療、介護サービス等の拡充はもちろんのこと、認知症を患っている本人や家族を中心とした情報の発信や社会参加の支援が求められている。

デニーズと自治体の連携した取り組みが、益々期待されるところである。■

(La Caprese 編集部)

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