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日本KFCホールディングス、営業利益は97.3%増。株価は昨年来高値、好業績をもたらした3つの重要施策

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(画像= La Caprese)

2024年1月9日、東京証券取引所で日本KFCホールディングスの株価が一時3,150円まで買われ、昨年来高値を更新した。2023年1月4日の安値2,727円から1年で15.5%の上昇である。

日本KFCホールディングスは、フライドチキンチェーンの「ケンタッキーフライドチキン」を運営する企業等を傘下に置く持株会社である。その源流は、1930年の米ケンタッキー州の国道25号線沿いのガソリンスタンドにまでさかのぼる。当時、そのガソリンスタンドのオーナーを任されたカーネル・サンダース氏は、客の要望に応え、敷地内の物置を改造したレストラン・コーナー「サンダース・コート・アンド・カフェ」を始める。わずか6席でスタートしたそのレストランは、1937年にはモーテルを併設した142席のレストランに成長していた。そして、1939年にはサンダース・コート・アンド・カフェの目玉商品となる「フライドチキン」が誕生する。圧力釜を用いた「フライドチキン」のオリジナルレシピは、以後80年以上にわたり、国境を越えて引き継がれてきたのである。日本では1970年に「日本ケンタッキー・フライド・チキン」を設立、2014年には現在の日本KFCホールディングスに商号変更し、持株会社体制へ移行した。

後段で述べる通り、日本KFCホールディングスは中期経営計画の一環として、❶積極的な新規出店、❷ブランド力の維持・向上を目的とした既存店舗の改装促進、❸消費者の利便性および購買体験価値の向上を目的としたDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進しており、その結果、❹2024年3月期・第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績で、営業利益が前年同期比97.3%増とV字回復を鮮明にした。こうした業績の好調が、株価のサポート要因となっている。

今回は日本KFCホールディングスの話題をお届けしよう。

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日本KFCホールディングス、営業利益は97.3%増

2023年11月9日、日本KFCホールディングスは2024年3月期・第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績を発表した。同期の売上高は前年同期比12.8%増の527億7,400万円、本業の利益を示す営業利益は同97.3%増の28億9,500万円、経常利益は同48.2%増の27億8,700万円、純利益は同44.8%増の17億7,400万円と増収増益となった。

同期は、新型コロナウイルス禍からの回復による人流増加が続くなど経済活動の正常化が進む一方で、海外においては中国における不動産市場の停滞に伴う先行き懸念や長期化するウクライナ情勢など、引き続き不透明な状況が継続した。外食業界全体としては、行動規制の緩和に伴うイベント再開等で人流回復が進み、売上は堅調に推移した。特に夏季期間は好天が続き、平均気温も高かったため、季節メニューの売れ行きが好調であった。しかし、その一方で原材料価格やエネルギー価格、物流費の高止まりなど、依然として厳しい状況も継続した。

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好業績をもたらした3つの重要施策

そうした中、日本KFCホールディングスは中期経営計画の一環として、❶積極的な新規出店、❷ブランド力の維持・向上を目的とした既存店舗の改装促進、❸消費者の利便性および購買体験価値の向上を目的としたDX(デジタルトランスフォーメーション)……を重要施策と位置付け推進した。

具体的には、主力のKFC事業で引き続き日常利用の促進を図るべく、「ニューヨークチキンバーガーズ」の展開などバーガーメニューの販促活動を継続した。さらに夏季期間には、「ドリンク全サイズ半額」キャンペーンの実施や「レッドホットチキン」の販売等を行い、若年層や新規層の来店喚起に注力した。さらに、秋口には毎年恒例の月見商品の強化を狙い、「とろ~り月見ツイスター」といった新商品の販売や「エッグタルト」の復刻等、各種施策を実施した。

このほか、「2種類選べる!夏休みパック」や「お盆におすすめ!10ピースパック」、「カーネル生誕祭パック」等、消費者ニーズを捉えたバリューキャンペーンを展開したことにより、2023年4~9月の既存店売上高は前年同月比109.7%と好調に推移した。

ちなみに、同期の店舗数は21店舗(直営4店舗・フランチャイズ17店舗)を出店し、1,210店舗となった。加えて、85店舗(直営18店舗・フランチャイズ67店舗)で改装を実施したほか、905店舗で配達代行を含むデリバリーサービスを展開した。

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既存店売上高は15カ月連続のプラス

2023年11月9日、日本KFCホールディングスは2024年3月期・通期(2023年 4月 1日~2024年 3月31日)の連結業績予想について、売上高で前期比5.6%増の1,054億9,100万円、本業の利益を示す営業利益で同14.5%減の30億9,700万円、経常利益で同29.9%減の30億4,700万円、純利益で同19.4%減の20億600万円と従来予想(5月11日公表)を据え置いた。

ちなみに、日本KFCホールディングスが公表した2023年12月の既存店売上高は前年同月比で9.6%増で、15カ月連続のプラスとなった。2月13日には、2024年3月期・第3四半期の決算発表を予定しており、ここで通期の業績予想の修正があるかどうか、株価の動きとともに注視しておきたい。■

(La Caprese 編集部)

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