2023年7月31日、キューサイ(本社:福岡市中央区)は全国の30代~70代の男女1,879名を対象に実施した、年代別の「夏バテ」に関する意識調査の結果を公表した。
本調査では、過去に夏バテを経験したことがある人は全体の半数を超える58.5%、夏になると感じる症状の第1位は「体が重い・だるい・疲れる」、第2位は「やる気がない」と、夏バテ経験者の多さやその症状としてカラダやココロの不調が出ている傾向が認められた。
すでに全国各所で猛暑日が観測されているが、夏はこれからが本番。今回は「夏バテ」に関する調査結果とともに、暑さに負けずより快適に過ごすためのキューサイおすすめのレシピも紹介したい。
キューサイ「夏バテ」に関する意識調査
調査概要
▼調査対象:全国の30代~70代の男女
▼サンプル数:1,879名
▼実施期間:2023年7月7日~7月11日
▼調査方法:インターネット調査
過去に夏バテを経験したことがある人は58.5%。特に若年層ではその割合が高まっていることが判明
『あなたは夏バテをしたことがありますか?』という質問に対して、「直近5年以内に夏バテをしたことがある」と回答した方は40.6%であった。また、「5年より前に夏バテをしたことがある」という人を加えると58.5%と半数を超える結果となった。
(図1) 出典:キューサイ調べ
年代別では、30代のうち「直近5年以内に夏バテをしたことがある」と回答した人の割合は49.1%、40代では48.1%、70代以上は33.4%と、若い年代のほうが近年夏バテを経験している割合が高くなる傾向がみられた。
(図2) 出典:キューサイ調べ
ちなみに、50代以上は30~40代と比較して、夏バテを経験したと回答した人が11.2%低い結果となった。
(図3) 出典:キューサイ調べ
夏になるとよく感じる症状は「体が重い・だるい・疲れる」という回答が52.5%。また「夏バテをしたことがない」と回答した人も夏の不調を感じていることが判明
夏になるとよく感じる症状については、「体が重い・だるい・疲れる」と回答した人が52.5%、「やる気がない」と回答した人が32.3%、「食欲がない」と回答した人が30.5%という結果となった。
(図4) 出典:キューサイ調べ
一方、「夏バテをしたことがない」と回答した576名の内40.1%も「体が重い・だるい・疲れる」「やる気がない」「食欲減退」をはじめとした不調を感じていることも判明した。夏の不調の自覚症状はあるが、夏バテだと認識していない人にも、予防と対策が必要のようである。
(図5-1) 出典:キューサイ調べ
(図5-2) 出典:キューサイ調べ
夏バテを感じる原因は「疲労回復がうまくできなかった」「屋内と屋外の温度差」との回答が高い傾向
夏バテをしたことがあると回答した1,100人に対する「夏バテを感じる原因は何だと思いますか?」という質問で最も多かった回答は「疲労回復がうまくできなかった」で49.5%に達した。続いて多かったのは「屋内と屋外の温度差」という回答で47.2%だった。
(図6) 出典:キューサイ調べ
夏バテにならないよう普段の生活から意識していることは「こまめな水分補給」63.0%、「食事のバランス」43.9%と食生活に関する日頃の心がけが上位に
夏バテにならないよう普段の生活から意識していることは、「こまめな水分補給」「食事のバランス」など食事に関わる項目が上位に並んだ。このほか「睡眠時間」「規則正しい生活」なども高い結果となった。
ちなみに、本調査において、「普段の生活から意識していること」が1つ以上ある人を抽出し、年代ごとに選択数の平均を算出した。その結果、30代は2.9個、70代は4個となり、70代は30代の約1.38倍夏バテにならないよう意識して行っていることが明らかになった。
(図7-1) 出典:キューサイ調べ
(図7-2) 出典:キューサイ調べ
また、70代で普段から4つ以上生活の中で意識している人の各回答の割合をみると、「こまめな水分補給」「食事のバランス」についでTOP3に「健康食品・サプリの摂取」が入る結果となった。食事でまかなえない成分を意識的にサプリなどで取り入れていくことも体調を整えていく上で重要と考えている人が多いようだ。
(図8) 出典:キューサイ調べ
【参考】
栄養士資格を持ったキューサイ社員が紹介する「夏バテ予防のポイント」と「夏をウェルエイジングに乗り切るおすすめレシピ3選」
この季節特有のさまざまな不調、無気力な状態などを指す「夏バテ」の予防法について、栄養士資格を持ったキューサイの丹田さんが紹介します。
△キューサイの丹田さん
夏バテ予防には栄養バランス重視した食生活を
暑さにより偏りがちな食事では、必要な栄養素が不足し体調を崩す原因になります。そうめんなどの炭水化物は簡単にお腹を満たしますが、食事の質を重視しさまざまな食材を組み合わせたメニューを意識しましょう。
夏バテ予防におすすめの栄養素は、ビタミン・ミネラル類です。旬の夏野菜に豊富に含まれており、とくにオクラにはビタミンB1が豊富に含まれ、免疫力をアップさせるだけでなく、抗酸化作用も期待できます。カリウム・カルシウム・マグネシウムといったミネラル類も多く夏バテなどで疲れがたまっている際に活用したい食材です。
また夏の水分補給には牛乳がおすすめです。夏バテ予防に欠かせないビタミンB群やたんぱく質、カルシウムが豊富に含まれております。さらに、食欲が湧きにくい夏には香辛料も取り入れてみましょう。 日頃のお食事にラー油やにんにくなどを加えたり、エスニック料理を食べたりするのもおすすめです。
今が旬!夏野菜をたくさん食べるケールソースパスタ
出典:キューサイ
【材料】1人分
1.粉末ケール 3.5 g (ザ・ケール ミニスティック 1本)
2.パスタ(麺) 100 g (1人前)
3.オリーブオイル 大さじ4
4.にんにく 1片
5.鷹の爪 1/2本
6.ズッキーニ 1/4本
7.黄パプリカ 1/6個
8.ブラックオリーブ 3個
9.ベーコン 30 g
10.塩 10 g
11.オクラ 1本
12.ミニトマト 2個
13.パセリ 2房
14.パルメザンチーズ 小さじ1
【作り方】
1.鍋に1リットル程度の水を沸かす
2.にんにくをみじん切りにし、鷹の爪の種を取って輪切りにする。オクラとズッキーニを1cm幅の輪切りにし、黄パプリカを1cm幅に切って半分の長さに切る
3.ブラックオリーブを輪切りにし、ベーコンを7mm幅にスライスする
4.鍋の湯に塩を入れ、パスタをゆでる
5.フライパンにオリーブオイル、にんにく、鷹の爪を加え弱火で熱し、香りが出たらベーコンを入れて炒める
6.ズッキーニ、黄パプリカ、半分に切ったミニトマトをフライパンに入れ油がなじんだら、オクラ、ブラックオリーブを入れて炒める
7.フライパンにパスタのゆで汁を100cc入れ、粉末ケールを入れて混ぜ合わせる
8.パスタを規定の時間より1分早く上げ、フライパンにパスタを入れて混ぜ合わす
9.皿に盛って刻んだパセリとパルメザンチーズをふって完成
牛乳をたっぷり使用したひんやりスイーツ ケール入りパンナコッタ
出典:キューサイ
【材料】1人分
1.粉末ケール 3.5 g (ザ・ケール ミニスティック 1本)
2.牛乳 150mL
3.生クリーム 100mL
4.砂糖 大さじ2
5.みかん(缶詰) お好みの量
A(ゼラチン 5 g、水 大さじ3)
【作り方】
1.牛乳を鍋に入れて火にかけ、沸騰寸前まで沸かし、合わせておいたAを加え溶かす
2.1をボウルに入れ、生クリーム、砂糖、粉末ケールを加えて混ぜ、ボウルに氷水をあて常温まで冷ます
3.2の半量ずつを2つのグラスに注ぎ入れ、冷蔵庫で1時間程度 冷やし固める
4.3にみかん(缶詰)をお好みの量飾って完成
香辛料を使ったアジアン系エスニック!5分でできるケール入り台湾風豆乳スープ
出典:キューサイ
【材料】1人分
1.粉末ケール 3.5 g (ザ・ケール ミニスティック 1本)
2.豆乳…200cc
3.鶏ガラスープの素…小さじ1
4.桜えび…10 g
5.黒酢…小さじ2
6.刻んだザーサイ…10 g
7.車麩…適量
8.ラー油…適量
9.パクチー…適量
【作り方】
1.器に粉末ケールを入れ、豆乳50ccを少しずつ入れだまがなくなるまでよくかき混ぜる
2.1に鶏ガラスープの素、桜えび、黒酢、ザーサイを加え、残りの豆乳を入れる
3.600wのレンジで2分加熱
4.お好みで車麩、ラー油、パクチーを入れて完成