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豊田合成、最終利益で344%増。V字回復が鮮明、株価は年初来高値

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※画像はイメージです。(画像= makoto.h / 写真AC、La Caprese)

2023年7月31日、東京証券取引所で豊田合成の株価が一時3,082円まで買われ、年初来の高値を更新した。今年1月16日の安値1,969円から6カ月半で56.5%の上昇である。

豊田合成は、トヨタグループの主要企業として、合成樹脂やゴムを中心とする自動車部品などの製造・販売を手がける会社である。同社は世界16ヵ国/地域にて62の関連会社、従業員4万人を擁し、「ONE TEAM, ONE TG.」をスローガンに事業を展開している。

後段で述べる通り、豊田合成が7月28日に発表した①2024年3月期・第1四半期(2023年4月1日~2023年6月30日)の連結業績で最終利益が前年同期に比べて344.0%増とV字回復を示したことに加えて、②為替の円安進行も株価に追い風となった。

今回は豊田合成の話題をお届けしよう。

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豊田合成、最終利益で344%増

7月28日、豊田合成は2024年3月期・第1四半期(2023年4月1日~2023年6月30日)の連結業績を発表した。同期の売上収益はグローバルで顧客の生産台数増加等により、前年同期比23.8%増の2,593億円と大幅な増収となった。一方、利益面については、増販効果や合理化努力等により、営業利益で前年同期比421.4%増の163億円、税引前利益で同263.3%増の165億円、最終利益で同344.0%増の116億円と大幅な増益となった。

ちなみに、今年6月30日にはトヨタ自動車が策定した2023年7~9月期の車両生産計画にて、世界生産を前年同期比10.0%増の259万台程度に設定し、そのうち国内生産は26.0%増の計87万台程度と大幅に増やす計画が示されていた。株式市場では、トヨタグループの主要企業である豊田合成の業績期待が広がっていたが、今回発表された2024年3月期・第1四半期の連結業績はそうした期待を後押しする内容となった。

増販効果や合理化努力等で業績改善

なお、セグメント別の状況は以下の通りである。

日本

日本の売上収益は、顧客の生産台数の増加等により前年同期比23.7%増の1,070億円となった。一方、利益面については、増販効果や合理化努力等により、セグメント利益で40億円(前年同期は13億円のセグメント損失)となった。

米州

米州の売上収益は、顧客の生産台数の増加や円安による為替影響等により前年同期比で30.2%増の959億円となった。一方、利益面については、増販効果や合理化努力等により、セグメント利益で同284.3%増の77億円となった。

アジア

アジアの売上収益は、中国やアセアン、インド等の顧客の生産台数増加等により前年同期比で16.0%増の687億円となった。一方、利益面については、増販効果等により、セグメント利益で同50.6%増の49億円となった。

欧州・アフリカ

欧州・アフリカの売上収益は、顧客の生産台数の増加等により前年同期比27.7%増の85億円となった。一方、利益面では、増販効果等により、セグメント損失は3億円に縮小(前年同期は6億円のセグメント損失)した。

通期予想は従来見通しを据え置きだが

7月28日、豊田合成は通期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想について、売上収益で前期比3.3%減の9,200億円、本業の利益を示す営業利益で同14.1%増の400億円、税引前利益で同13.2%増の400億円、最終利益で同56.2%増の250億円と従来予想(4月27日公表)を据え置いた。

しかしながら、前述の通り、2024年3月期・第1四半期の最終利益は116億円に達しており、通期予想の250億円に対する進捗率は46.5%と急ピッチで回復している。今後、豊田合成が業績予想の修正に動くかどうか、株価の動きとともに注視しておきたい。■

(La Caprese 編集部)

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