2024年3月15日、資生堂(本社:東京都中央区)は『敏感肌の春の季節変化にともなう うるおい不足に関する意識調査』を公表した。本調査では、春の季節変化で敏感肌の最も多い肌悩みは、「乾燥・かさつき」で2人に1人が悩んでいることが判明した。また、敏感肌の約8割は自身の肌がうるおい不足だと感じており、普通肌と比較しても年中うるおい不足だと感じていることも約8割に達することが明らかになった。
今回は資生堂の調査報告を紹介したい。
敏感肌の人の80%が「肌のうるおい不足」を感じている
敏感肌を最も自覚する瞬間は?
まず、敏感肌の人が「自身の肌が敏感肌だ」と感じる瞬間で最も多いのは、「季節の変わり目の肌トラブル」、次に「肌トラブルが頻発したとき」と回答した。
春の季節の敏感肌症状は?
次に、「春の季節にどのような敏感肌の症状がでるか」聞いたところ、最も多いのは乾燥・かさつき、次いでかゆみと答えており、いずれも2人に1人が悩んでいることが判明した。
敏感肌の人の80%が「肌のうるおい不足」を感じている
敏感肌、普通肌それぞれに「自身の肌のうるおいが不足していると思うか」質問したところ、敏感肌では80%がそう思うと答えたのに対し、普通肌では62%にとどまることが明らかになった。
また、敏感肌は普通肌と比べてうるおいが年中不足していると答えた人も79%にものぼることが判明した。
敏感肌の人が感じるうるおい不足の原因は?
具体的に、うるおい不足の原因だと思うものを質問したところ、気温や湿度の変化が48%、季節の変化が45%と外的環境を挙げる人が多く、次いで生理やホルモンバランスが38%、睡眠不足が32%、肌のバリア機能が弱いからが32%と内的要因や肌の性質だと感じる人も多いことが明らかになった。
敏感肌の症状が出たときに気をつけて選ぶアイテムは?
敏感肌の症状が出たときに最も気をつけて選ぶアイテムの第1位は化粧水が41%と最も多く、次いで洗顔料が36%となった。
化粧品が合わないと感じる瞬間
ちなみに、敏感肌の人が「化粧品が自分には合わないと感じる」のは、使った後に肌がヒリヒリ・ピリピリする、かゆみを感じるといった肌への刺激感を実感したときであり、普通肌の人のスコアとも大きな差があることが明らかになった。
肌の調子による心理的な影響は?
最後に敏感肌、普通肌の人に「肌の乾燥やうるおい不足により、肌の調子が悪く人に会いたくないと感じたことがあるか」聞いたところ、敏感肌では65%・普通肌では35%と心理的な影響に大きく差があることが判明した。
資生堂は本調査結果について「敏感肌にとって、季節の変わり目は『敏感肌である』という自覚が高まり、乾燥・うるおい不足が、深刻な悩みになります。保湿力が高く、長時間うるおいが続く、肌環境を整えてくれるスキンケアアイテムがおすすめです」としている。■
(La Caprese 編集部)