「これから投資を始めたい」そう考えている人であれば、ウォーレン・バフェット氏の名前を聞いたことがあるかもしれません。バフェット氏は、その英知に富む言葉や行動から「投資の神様」「オマハの賢人」と称され、世界中の投資家から尊敬と注目を集めています。しかしながら、名前は知っているけれど、具体的にどのようにして財を成したのか知らない人も多いのではないでしょうか。
バフェット氏は11歳で株式投資を始め、90歳を超えた現在も投資を続けています（2023年10月時点）。長年にわたり高い運用実績を残しており、その経験をもとに築き上げた投資哲学から、私たちは多くを学ぶことができます。投資初心者はもちろんのこと、これから投資を始めたいと考えている人も、ぜひとも知っておきたいところです。
そこで今回は、バフェット氏の知見が詰まった3冊の本を紹介します。
ウォーレン・バフェット氏に学ぶ本3選
史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール
「バフェットが巨万の富を手にできたのは、好不況の波を乗り越えて生き抜く長期的競争力のある企業を見つけて、その株を長期保有したからだった」――本書ではそのように書かれています。では、具体的にどのようにして長期的競争力のある企業（略してDCA企業）を見抜けばいいのでしょうか？ 本書ではバフェット氏がDCA企業を見つけるために財務諸表をどう読んだかが紹介されています。
史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵
「投資の神様」と呼ばれるバフェット氏には数々の名言があります。本書は、そんなバフェット氏の名言から投資家として生きる上でためになるものを抽出し、解説を加えたものです。著者の2人は、バフェット氏を師と仰ぐ弟子集団に属し、師匠の教えをノート数冊にびっしり書き留めていました。2人の弟子は、バフェット氏の話を聞けば聞くほど、投資に関してだけでなく、ビジネス全般に関しても、人生に関しても知識を深めていったといいます。バフェット氏は本を書かないことで知られていますが、2人の弟子によって書かれた本書は「バフェット氏の投資哲学」を知ることができる貴重な一冊です。
億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
本書では、バフェット氏の銘柄選択術が詳しく紹介されています。❶優良企業を見極める8つのポイント、❷絶好の買い場が訪れる4つのケース、❸投資収益率を高める3つの条件……など23のレッスンを学びながら、投資力を身につける構成になっています。初版は 2002年5月ですが、現在も売れ続けているバフェット流投資術の入門書です。
