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クレジットカード、キャッシュレス決済利用で最多に――NTTコム リサーチ 「クレジットカード」に関する調査

クレジットカード,キャッシュレス
(画像= Canva、La Caprese)

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションが運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」 は、キャッシュレス決済手段の一つである「クレジットカード」について調査を実施した。調査は全国18歳以上の男女を対象にしたもので、有効回答者数は1,121名だった。

今回は、2022年10月11日に同社が発表した「クレジットカード」に関する調査の結果をみてみよう。

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クレジットカード、「キャッシュレス決済」でもっとも多い利用手段に

まず、「利用するキャッシュレス決済手段」についての設問に対する回答(複数回答)では、「クレジットカード」がもっとも多く78.2%だった。次いで「スマートフォン決済」の48.2%、「カード式の電子マネー」の42.1%、「デビットカード」の14.7%と続いた(グラフ1)。

クレジットカード,キャッシュレス
(グラフ1)※複数回答

また、年齢別では年配層ほど「クレジットカード」と「カード式の電子マネー」の利用率が高くなる傾向が認められた。

その一方で、18〜29歳のキャッシュレス決済手段非保有率は37.3%と、全体平均の13.2%を大きく上回ることとなった(グラフ2)。

クレジットカード,キャッシュレス
(グラフ2)※複数回答

スーパー、コンビニ、デパート…日常的なシーンのほとんどで利用

今回の調査では、日常的なシーンごとに「どのような決済手段を利用しているのか?」(複数回答)についても質問している。その結果、「スーパーマーケット」や「コンビニ」「デパート」「飲食店」「交通機関」など日常的なシーンのほとんどでキャッシュレス決済が利用されている状況が明らかになった。ちなみに、現金がキャッシュレス決済を上回ったのは「タクシー代の支払い」のみであった。

クレジットカード,キャッシュレス
(グラフ3)※複数回答

スーパーマーケット等の日常的な買い物のシーンでは、クレジットカード利用が55.1%、現金利用が46.1%であった。一方、コンビニではスマホ決済が45.0%、現金が40.4%、クレジットカード利用が27.9%で、日常的なシーンごとに使い分けている状況を読みとることができる(いずれも複数回答)。

ちなみに、クレジットカードを決済手段として使用する割合の高いシーンの上位は「デパート」「公共料金の支払」「飲食店」であった。

キャッシュレス決済、消費者に選ばれる決め手は「ポイントの魅力」

一方、クレジットカードの保有枚数の平均は3.2枚、持ち歩くクレジットカードの平均は2.1枚となった。

クレジットカード,キャッシュレス
(グラフ4)

複数のクレジットカードを使い分ける理由(複数回答)で一番多かったのは「ポイント機能がついているので店舗ごとに使い分ける」の72.1%、次いで「割引や特典があるので店舗ごとに使い分ける」の59.8%、「VISA、Master、JCBなど国際ブランドが違うから」24.3%、「万が一、使えなかった場合の保険として必要だから」21.2%と続いている。

クレジットカード,キャッシュレス
(グラフ5)※複数回答

また、「もっとも良く使用するカード」を使用する理由(複数回答)については、「ポイントを貯めているから」が71.7%に達した。

クレジットカード,キャッシュレス
(グラフ6)※複数回答

さらに、日常的なシーン(スーパーマーケット、コンビニ、飲食店)ごとにキャッシュレス決済を利用するようになった理由(複数回答)においても「ポイントが貯まる(還元率が良い)」がTOPとなった。そのほか、「新たに自分がキャッシュレス決済手段を使うようになった」「スマホがあれば現金(お財布)を持ち歩かなくても良いから」「レジでの会計がスムーズだから」といった理由があげられた。

クレジットカード,キャッシュレス
(グラフ7)※複数回答
クレジットカード,キャッシュレス
(グラフ8)※複数回答
クレジットカード,キャッシュレス
(グラフ9)※複数回答

今回の調査では、新型コロナウイルス禍の非接触ニーズの高まりや、政府主導のキャッシュレス化推進などに後押しされて、クレジットカードがキャッシュレス決済サービスの利用手段の一つとして広く活用されていることを裏付ける内容となった。また、多様な決済手段が登場する中で、消費者に選ばれる決め手が「ポイントの魅力」であることも浮き彫りとなった。■

(La Caprese 編集部)

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