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山梨県、山梨県歯科医師会、サンスターが「山梨県民の口腔の健康づくりに関する連携協定」を締結

歯の健康は体の健康
(画像= サンスター)

2023年2月14日、山梨県と山梨県歯科医師会、サンスター(本社:大阪府高槻市)は山梨県民の歯科口腔保健を通して健康づくりを推進する連携協定を2023年2月9日に締結したと発表した。

山梨県は、県民が「歯と口腔の健康を通じて健康寿命を延伸し健康格差を縮小する」ことを目指している。また、山梨県歯科医師会は、歯科保健医療に携わる立場から県民の口腔の健康づくりを進め、口腔機能を生涯にわたり維持できるよう取り組んでいる。一方、サンスターは「100年mouth100年health」を掲げ、人生100年時代におけるお口の健康を起点とした全身の健康と豊かな人生の実現をサポートすることを目指している。こうした三者の思いが合致し、今般、山梨県と山梨県歯科医師会、サンスターにより、山梨県民の健康づくりの推進にかかる連携協定を締結することとなった。三者の連携のもと、日常のオーラルケア、オーラルフレイル予防、災害時のオーラルケア啓発などを通じて、老若男女問わず山梨県民の健康増進に貢献する方針である。

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山梨県、歯・口腔からはじまる「健康づくり」を推進

歯の健康は体の健康
締結式での署名の様子 出典:サンスター

山梨県は2014年(平成26年)に『山梨県口腔の健康づくりの推進に関する条例』を制定するとともに、推進計画を策定した。計画の目標である「県民一人ひとりの生涯にわたる口腔の健康づくりを推進することにより、口腔の健康に関する格差の縮小を図り、すべての県民が心身ともに健やかで心豊かな生活ができる社会の実現」に向けて、歯科口腔保健対策を推進している。今後も歯・口腔からはじまる「健康づくり」を推進する方針である。

なお、今回発表の連携協定に係る取組内容は以下の通りである。
(1) 県民の歯科口腔保健の向上に関すること。
(2) フレイル(※1)・オーラルフレイル(※2)予防に関すること。
(3) 災害時における口腔衛生の確保等に関すること。
(4) その他、三者が協議し必要と認めること。

用語解説

(※1) フレイル:加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能など)が低下し、複数の慢性疾患の併存なども影響して、生活機能が障害され心身の脆弱性が出現した状態のこと。「健康な状態」と「要介護状態」の中間の段階ともいわれている。
(※2) オーラルフレイル:口から食べ物をこぼす、ものがうまく呑み込めない、滑舌が悪くなる等といった軽微な衰えを見逃した場合、全身的な機能低下が進むこと。オーラルフレイルは、フレイルの前段階であるプレフレイルと位置付けられている。

山梨県知事 長崎幸太郎氏のコメント

歯の健康は体の健康
山梨県知事 長崎幸太郎氏 出典:サンスター

本日、山梨県歯科医師会様とサンスター様、山梨県の三者で、連携協定を締結できたことを誠に喜ばしく思っております。また、協定締結に向け尽力された皆様に感謝しております。歯と口腔の健康は、全身の健康にも重要な役割を果たしていると言われています。日々、身近な地域で、県民の歯科口腔を守り続けている山梨県歯科医師会様と、 長年にわたり口腔と全身の健康についての研究と普及啓発を行っているサンスター様との連携は、県民の健康増進という観点から、大変心強く感じております。この協定を機に、超高齢社会に対応するオーラルフレイル対策等の取り組みが一層推進され、県民の健康寿命の更なる延伸につながることを期待しております。今後も、本県の歯科口腔保健対策への御理解、御協力をお願いいたします。

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