「クリエイターへ転職後約7割が年収増加」――。2024年5月16日、スキルアップ研究所が公表した『クリエイターへの転職に関する実態調査』でそのような状況が明らかになった。スキルアップ研究所は、学研ホールディングス(本社:東京都品川区)のグループ会社のベンド(本社:東京都千代田区)が運営する組織で、最新の実態調査に基づく、独自のキャリア情報や有益な学習法を紹介している。
テレビやゲーム、広告、Webコンテンツなど様々な業界で活躍しているクリエイターへの転職の注目度は高まっており、クリエイターへの転職を検討する人は年々多くなっていると考えられる。同時に、クリエイターへの転職について疑問や不安を抱く人も増えていくと推察される。
クリエイターへ転職をする人は、どのような理由で転職したのか、転職後に改善されたことは何か等の実態を解明するべく、スキルアップ研究所ではクリエイターへの転職に関する実態調査を実施した。
スキルアップ研究所『クリエイターへの転職に関する実態調査』
転職を決めた理由の第1位は「労働条件の不満」
まず転職を決めた理由を尋ねたところ、一番多かった理由は「労働条件の不満」で19.05%(16人)、次いで「会社の将来性へ不安を感じた」が16.67%(14人)ということが判明した。労働条件が転職理由の上位に挙がるのは、それだけ労働者が労働条件を重視しているからであると考えられる。
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転職して良かったこと第1位は「収入待遇が良くなった」
転職して良かったところを尋ねたところ「収入待遇が良くなった」を挙げる人が28.77%(21人)と一番多く、次いで労働環境が改善されたと実感している人が26.03%(19人)と2番目に多いことが分かった。先述の通り、転職を決めた理由として「労働条件の不満」を挙げている人が最多であったが、クリエイターへ転職することによりその点が解消できる可能性は高いといえる。
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クリエイターへ転職後に7割以上の人が収入増加に成功
転職後良かったと感じたところとして「収入待遇が良くなった」と回答した人が約3割いたが、実際に、クリエイターへ転職後に7割以上の人が収入増加に成功したことが分かった。
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8割超が「転職して良かった」と感じている
クリエイターに転職して良かったかどうかについて尋ねたところ、転職して良かったと感じた人は82.4%という結果となった。収入待遇の良さなどが、満足度の高さに繋がっているといえる。
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労働条件改善や収入増加は、転職する上で大きなメリット
本調査では、クリエイターへの転職後に約7割の人が年収増加に成功し、転職してよかった人・クリエイターにやりがいを感じる人の割合もそれぞれ非常に高いことが判明した。
労働条件の改善や、生活に直接影響する収入が増加することは、転職する上で大きなメリットとなる。現職がどの業界であるかに関わらず、転職を考えている人にとって、クリエイター転職は価値のある選択肢だと考えられる。■
(La Caprese 編集部)