「美容のために利用・摂取している成分は『ビタミンC』が16%」――。2024年5月17日、マイボイスコム(本社:東京都千代田区)が公表した『美容によい成分』に関する調査報告で、そのような結果が明らかになった。
マイボイスコムは、伊藤忠系シンクタンクのCRC総合研究所(現:伊藤忠テクノソリューションズ)の社内ベンチャーとして1999年7月に設立したリサーチ会社で、インターネット調査の黎明期から、専門リサーチャーが品質重視のリサーチを提供している企業である。今回公表した調査報告は2024年4月1日~4月7日に9,296名を対象に実施したもので、美容のために摂取している成分や摂取したい成分、期待する効果などについてリサーチした。
本調査報告の概要は以下の通りである。
美容のために利用・摂取している成分のTOPは『ビタミンC』
あなたが美容によいと思う成分は何ですか?

まず、美容によいと思う成分について聞いたところ、第1位は「コラーゲン」で42.6%となった。次いで、「ビタミンC」が36.7%、「ヒアルロン酸」「イソフラボン」「コエンザイムQ10」「アミノ酸」が各20%台で上位に並んだ(複数回答)。ちなみに、「酵素」「シカ[CICA]」は女性若年層、「亜鉛」は10・20代、「アミノ酸」は男性10・20代で高い傾向が認められた。
あなたが美容のために意識して利用・摂取している成分は?

実際に美容のために意識して利用・摂取している成分について聞いたところ、第1位は「ビタミンC」で16.0%となった。次いで「乳酸菌」が10.1%、「たんぱく質」が9.6%、「ビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、葉酸」「コラーゲン」「カルシウム」が7~8%で上位に並んだ(複数回答)。なお、「コラーゲン」「ビタミンC」は女性、「コラーゲン」「たんぱく質」「乳酸菌」は女性高年代層で高い傾向が認められた。
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あなたが美容目的で摂取している成分に期待する効果は何ですか?
美容のために成分を利用・摂取している人が期待する美容効果について聞いたところ、第1位は「肌のハリ・ツヤのアップ」で30.3%となった。次いで、「しみの改善・予防」「しわ改善・予防」「アンチエイジング、抗酸化・抗糖化作用」が各2割強と上位に並んだ(複数回答)。
ちなみに、「肌のキメ細かさの改善」「にきび改善・予防」「肌荒れ防止」は若年層、「肌をなめらか・つるつるにする」は女性若年層で高い傾向が認められた。また、女性の10・20代では「にきび改善・予防」「肌荒れ防止」「肌のハリ・ツヤのアップ」がTOP3となった。
美容関連用品購入時に「配合成分」は意識していますか?

美容関連用品購入時に配合成分を意識する層は、「意識する」「やや意識する」を合わせて3割強であった。なお、購入者に占める比率でみると意識する層は5割弱に達した。男女差では、男性の36%に対して、女性は6割弱と大きく差が開いた。また、男性では10・20代が5割弱と高い傾向が認められた。
これから美容のために意識して利用・摂取したい成分は?
今後美容のために意識して利用・摂取したい成分について聞いたところ、第1「はビタミンC」が21.0%となった。次いで「コラーゲン」が16.7%、「たんぱく質」「乳酸菌」「ビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、葉酸」「カルシウム」が各1割強で上位に並んだ(複数回答)。
ちなみに、男性のTOP5は「ビタミンC」「乳酸菌」「ビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、葉酸」「たんぱく質」「アミノ酸」となった。一方、女性のTOP5は「ビタミンC」「コラーゲン」「イソフラボン」「たんぱく質」「カルシウム」となった。■
(La Caprese 編集部)